ようこそ物知りな読者のみなさん。突然ですがクイズです。食パンを買うと袋に付いてる「アレ」。アナタはその名前を知っていますか?
【他のクイズを見る】将棋盤にある謎のくぼみ、レジにあるトレイ、ゴルフボールのデコボコ…
画像をもっと見る
■よく見かけるけど名前は知らない…
食パンの袋をキュッと締めてくれるあのプラスチック製の留め具。
開封後すぐ捨ててしまう人もいれば、一度開けた袋を再度閉めるために使う人もいると思います。
|
|
これには正式な名前が存在しています。さあ何でしょうか?
関連記事:やす子、「無理すんなよ」と言われた際の“対応”が反響呼ぶ 「本当にすごい」
■正式な使い方
答えは「バッグクロージャー」。海外の俳優さんみたいなかっこいい名前です。
国内では、埼玉・川口にあるクイック・ロック・ジャパンのみが製造しており、製パンメーカーや、地域のベーカリーで愛用されています。元はりんごを詰めた袋を手軽に開閉させるためアメリカで誕生し、その後食パンの袋に利用されました。
|
|
正式な使い方としては、(1)ビニール袋の口部分をねじり筒状にする (2)ねじって太くなったビニール部分にバッグクロージャーをグイグイっと水平に差し込む (3)そのままバッグクロージャーを下までグググと押し下げる という流れです。
袋を開ける際は、ビニールを再びねじり、バッククロージャーを手前に持ち上げるようにして外します。開閉ともに袋をねじるのがポイントです。
関連記事:森本慎太郎&森川葵の旅行写真、ビックサイズの“黒い物体”に注目 「そこにしか目いかん」「でか過ぎ」
■弁当に入っている魚型の醤油入れ
続いて第2問。
|
|
お弁当によく入っているこの醤油・ソース入れ、これの正式名称を知っていますか?
シウマイでおなじみ横浜名物「崎陽軒」の弁当には白い磁器の醤油入れが入っており、“ひょうちゃん”の愛称で親しまれています。
一方、スーパーや街の弁当店でよく利用されているのが、魚型やボトル型をしたこの醤油・ソース入れですね。特徴はポリエチレン製で、低コストで量産できるメリットがあります。
このポリ製醤油・ソース入れ、じつはちゃんとした正式名称があります。
関連記事:『24時間テレビ』出発前、やす子が放った“ひと言”に反響 「重みありすぎる」
■答えは…
それが「ランチャーム」です。
1957年に大阪の食品関連資材メーカー・旭創業が開発したもので、同アイテムが誕生するまではガラスや陶器製のものが主流だったそうです。
しかし、旭創業の創業者である渡辺輝夫氏が「使い捨てであるのに割れたりして危険でありコストも高い。安くて安全なものを作れば消耗品だけに絶対売れる」(同社HPより)とひらめき、低コストかつ中身が漏れないランチャームが完成しました。
関連記事:やす子、「色白で丸顔の感じが似てる」日本代表選手 あまりの反響に「連絡が止まらない…」
■紙製コーヒーカップのフタ
最後にもう一問。カフェやコンビニでコーヒーをテイクアウトする際、ついてくるフタの正式名称です。
持ち歩いてもこぼれることが防げる上、小さな飲み口を開ければ、ズズズと歩きながら飲むことが可能になる画期的アイテム。
さあ、これの名前はなんでしょうか。
■このフタには以外な効能も…
答えは「トラベラーリッド」。こちらも想像以上にかっこいい名前でした…。
トラベラーリッドをはじめ幅広い食品容器を扱う商社・木村容器のHPには、「リッド(フタ)を付けるようになったのは4〜50年前のこと」という説明があります。
さらに、ラテやカプチーノなど上にクリームが乗っているドリンクを飲む際にメリットがあり、「リッド(フタ)の飲み口から飲むと、クリームやエスプレッソがちょうどよいバランスで出てきて本来のおいしさを味わうことができる」と分析しています。
■名前を知るとちょっと幸せに
本記事で紹介したアイテムは、8月20日から28日まで東京・原宿で開催された「名前のわからないもの展」(主催・メルカリ)の展示物でした。
同展は、“検索すらされない、かわいそうなモノ”を一挙紹介し、名前を知ることでそのモノについて改めて考えてみるというメルカリらしい思いが込められており、名前があるのに、名前で呼ばれない…そんなちょっと不憫なアイテムたちと触れ合える好企画。
期間中は行列ができるほど入場者が殺到。次回の展示会も期待大です。
・合わせて読みたい→『24時間テレビ』出発前、やす子が放った“ひと言”に反響 「重みありすぎる」
(取材・文/Sirabee 編集部・キモカメコ 佐藤)