ソロアーティストのアイナ・ジ・エンド(29)が11日、自身初の日本武道館公演「ENDROLL」を開催した。約8年間「楽器を持たないパンクバンド」BiSH(昨年解散)のメンバーとして活動。グループが目標として掲げながら、果たすことのなかった同所での公演をソロでかなえた。
念願のステージにせり上がりで登場。赤い髪を揺らしながら「みんな、今日はもっとバカになろうぜー!」と大絶叫した。耳に残るハスキーボイスと研ぎ澄まされたダンスパフォーマンスで、見応えたっぷりのステージを展開。感情を爆発させ、唯一無二の表現力で観客を引き込んだ。
本編最後の「きえないで」前には、ステージにうつぶせになり「世界中のワンマンやってるアーティストまじ尊敬するわ」と笑顔で吐露。「8年間、BiSHでやってきて、ずっと武道館に立つのが夢でした。清掃員(BiSHのファン名)いる?」と呼びかけた。歓声を受け「うれしい、ありがとう。私、アイナ・ジ・エンドになったのBiSHだから。改めまして皆さん、出会ってくれてありがとう」と深く頭を下げた。BiSHでともに活動したモモコグミカンパニー、リンリン(現MISATO ANDO)、アユニ・Dも会場で見まもった。
「ハートにハート」(12日配信開始)を初披露するなど、アンコール含め全22曲をパフォーマンス。最後には「生きてまた会おうぜ!」と熱く呼びかけた。
25年1月から全国ツアーを開催することも発表。取材に応じ「ここでもう二踏ん張り、三踏ん張りくらいしないと、アイナ・ジ・エンドはまだまだ育たないと思う。お客さんと一緒に作りあげるツアーにしたいです」と力を込めた。【玉利朱音】
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