【レスリング】パリ五輪金の元木咲良「挑戦できる権利ある」史上3人目グランドスラム達成へ意欲

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2024年09月12日 19:32  日刊スポーツ

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育英大の祝勝会で感謝の言葉を述べるパリ五輪レスリング女子金メダリストの桜井(左)。右は元木

パリオリンピック(五輪)レスリング女子62キロ級金メダルの元木咲良(22=育英大助手)が「グランドスラム」達成を次なる目標に据えた。12日、同57キロ級金メダルの桜井つぐみ(23)とともに群馬県内で行われた育英大の祝勝会に出席。「オリンピックも出て、世代別の世界選手権を全部優勝した人はまだ世界で2人しかいない。それにまだ挑戦できる権利がある」と切り出した。


レスリング界では世代別の世界選手権と五輪を制す事を意味する「グランドスラム」。早生まれの元木は、来年のU−23世界選手権と世界選手権を制すれば、史上3人目の達成者となる。須崎優衣、アミート・エロル(米国)に続く快挙へ「年明けからちゃんとやらないと」と試合へ向けた調整を開始する時期を見据えた。


前日には育英大の練習に久々に参加し、後輩らと汗を流した。「ちゃんと練習しないと自分もすぐ落ちる」と痛感。「やり続けられる覚悟と気持ちを作らないと。本当に簡単に4年後目指せるもんじゃないなって」と肝に銘じたという。「連覇を波狙えるほどの実力も、自分もそこまで確実とは言えるほどないと思う。だったら技術力を高めて、技術レベルが高いと言われるような選手になりたいな」と志し、腕を磨く。

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