<男子テニス:デビス杯ワールドグループ(WG)1部>◇第1日◇14日◇東京・有明コロシアム
元世界ランキング4位の錦織圭(34=ユニクロ)が、国内ファンに“2170日ぶり”の白星を届けた。
第2試合のシングルスで世界237位のニコラス・メヒアと対戦し、2−0(6−4、6−4)のストレート勝ちを収めた。国内では21年東京五輪以来約3年ぶりの勝利。有観客では18年10月6日の楽天ジャパンオープンのガスケ戦以来約6年ぶりで「勝ててうれしい」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。
チケット完売。ブルーの客席を埋めたファンの期待を、錦織は裏切らなかった。第1セット(S)は3ゲーム(G)目にブレークすると、そのまま6−4で逃げ切った。サービスゲームでは全く隙を見せず。第2Sも第5Gにブレークして勝ちきった。相手に1度もブレークを許さない快勝にも、「まあまあですね」と錦織節を披露。「久しぶりの日本での試合で意気込むものもあったので。まあまあ」と、特別な1勝をかみしめた。
3戦先勝方式で、勝利チームは来年の本戦出場を懸けた予選に進出する。初戦のシングルスで西岡良仁が勝利を挙げ、日本は2連勝で王手を懸けた。錦織は15日のダブルスにも出場予定。「残り1勝。油断せずに、ダブルスとシングルスを頑張りたい」と、言葉に気持ちを込めていた。
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