バレーボール女子で、SVリーグNECレッドロケッツ川崎のアタッカー佐藤淑乃(22)が、“古賀超え”を誓った。
15日、神奈川・川崎市内で一般公開で行われたクラブの開幕前イベントに出席。今季から、パリ五輪後に現役引退したエース古賀紗理那の背番号「2」を受け継いだ。10月に新たにスタートするSVリーグに向け「初代王者になれるように頑張りたい」と決意を新たにした。
昨季は筑波大の卒業を待たずにプレーできる内定選手として加入し、今季から正式に入団。Vリーグで3度の最高殊勲選手賞(MVP)を受賞した古賀に代わる新たな軸として期待される。今夏から「後衛でもオフェンスの存在感を出していきたい」と憧れの先輩が得意としたバックアタックにも磨きをかけており、「ずっと紗理那さんが守ってきた歴史のある番号を、また新しく自分が背負う。紗理那さんと違った自分らしいエースになれたら」と意気込む。古賀からは背番号だけでなく「しっかりやれば結果も返ってくる」と金言を授けられたことを明かし、「紗理那さんを超えていけるくらい努力したい」と誓った。
22年の世界選手権には日本代表として出場した佐藤は、アグレッシブなプレーが持ち味のオールラウンダー。来週からはタイ・ナコーンラーチャシーマーで行われるアジア選手権(22〜29日)に出場する。4年後のロサンゼルス五輪出場を大目標に掲げる22歳。「点を取ったり相手を崩したりして、自分たちのムードにもっていきたい」と言葉に力を込めた。【勝部晃多】
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