【バスケ】千葉J渡辺雄太「楽しんでプレーできた」調整段階ながら初OP戦は前半だけで7得点

1

2024年09月15日 20:31  日刊スポーツ

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊スポーツ

千葉J対SR渋谷 試合を終え、スタンドの声援に手を振って応える千葉J渡辺(右)(撮影・足立雅史)

<バスケットボール男子Bリーグ、プレシーズンゲーム(オープン戦):千葉J−SR渋谷>◇15日◇千葉・ららアリーナ東京ベイ



千葉Jの新たな2枚看板が、真新しいアリーナで息の合ったプレーを繰り出した。第1クオーター(Q)残り約2分半、パリ五輪日本代表主将の富樫勇樹が長めのパスを素早く送ると、受けた同代表の渡辺雄太(29)が鮮やかな速攻で得点。チームにとって新本拠地の初主催試合で、8000人近いファンを沸かせた。


NBAで6季プレーした渡辺にとって、Bリーガーとして初のオープン戦。まだ調整段階ながら、片手でのダンクシュートを試みて相手のファウルを誘うなど、随所で実力の片りんを示した。前半だけの出場だったが、先発で15分44秒出場して7得点をマーク。「日本代表で一緒だったジュシュ(ホーキンソン)が相手チームだったりで、変な気持ち。でも楽しんでプレーできた」と笑った。


16日はソウルSKナイツ(韓国)とオープン戦を行い、21日からは天皇杯第2ラウンドが控える。「まだ状態は6、7割程度。急に上げすぎると、五輪の時のようにケガのリスクが高まる。10月6日に向けて体をつくっていければ」。泰然自若に構え、強豪宇都宮と激突する開幕日に照準を合わせている。【奥岡幹浩】


○…富樫は32分近くコートに立ち16得点、3アシストと順調な調整ぶりを披露した。親友で新同僚の渡辺とは試合前、日本代表戦と同じように“ロータッチ”を交わした。試合でもさっそく息の合ったプレーをみせたが、さらにコンビネーションを向上させる余地もありそう。司令塔として「彼を中心にいいチームをつくっていければ。彼の強みを出せるようにやっていきたい」と話した。


○…SR渋谷のホーキンソンが敵地の新アリーナで早速大暴れした。21得点13リバウンドのダブルダブルをマーク。日本代表ではチームメートだった渡辺とマッチアップするシーンもあり「日本代表メンバーと対戦相手として戦うことは、とても楽しいし盛り上がること。ファンの皆さんも待ち望んでいると思う」と充実した表情。その上で「長いシーズンでは勝利にこだわりたい。渡辺選手にも容赦なく戦う」と全力勝負を誓った。

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定