東北カップ前年王者のB1仙台89ERSが、B2山形ワイヴァンズに81−72で勝利し、決勝進出を決めた。新加入のパリ五輪ブラジル代表のクリスティアーノ・フェリシオ(32)が22得点15リバウンドとダブルダブルをマークし、ゴール下で存在感を示した。敗れた山形は、一時18点リードを奪うなど善戦。B1相手に食らいついた。
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B2山形の白戸大聖(29)が、17年から3シーズンを過ごした古巣相手に13得点と存在感を見せた。
19−20年シーズンにチームメートだったB1仙台の片岡大晴(38)とマッチアップ。第2Q中盤に片岡へのディフェンスでファウルを取られフリースローを与えたが、同Q残り1分56秒にゴール下へ入り込み、片岡からファウルをもらってフリースローを獲得。やり返した白戸は「本当に尊敬する先輩の1人。マッチアップできて光栄でした。成長した姿を見せられるように必死にプレーして追いつけるように練習しているので、それをちょっとは見せられたかな」と振り返った。
前半は44−37と、B1チーム相手にリードを奪っていた。後半には一時13点差とされながらも、最後は1桁点差まで迫った。「諦めずに最後まで全員で食らいついていけたのが良かった」。自身にとってもチームにとっても、今季につながるゲームとなった。
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