米エミー賞連続ドラマ部門の主演女優賞に「SHOGUN 将軍」に出演したアンナ・サワイ(32)が選ばれた。
アジア人初の主演女優賞受賞という歴史的快挙についてサワイは「夢のようで本当にまだ信じられてない、明日起きたら一回つねってみたいです」と喜んだ。
受賞を一番先に伝えたい人は「母親です。今日も授賞式に一緒に来てくれてステージ上からも感謝の気持ちを伝えました。あとは、日本人のコミュニティーの皆さんと一緒に祝いたいです」と続けた。
SHOGUNはジェームズ・クラベルさんのベストセラー小説が原作で、1600年(慶長5)「関ケ原の戦い」前夜の日本を舞台にして、武将らの人間ドラマを描いた。サワイは、徳川家康がモデルの武将吉井虎永(真田広之)の家臣となった英国人航海士の通訳を担った鞠子を演じた。
今後の女優としての目標も語った。「自分にとって意味のあるものを演じたい。SHOGUNのように、キャラクターが自分の一部になって、見てる皆さんが感じ取るものが大きい、奥の深いキャラクターや物語を選んでいきたい」と抱負を語った。
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日本のファンには「いつも応援して頂いてありがとうございます。これからも国境問わずいろんな所で頑張って皆さんと一緒に盛り上げていきたいです」と話した。
◆アンナ・サワイ(澤井杏奈)1992年(平4)6月11日、ニュージーランド生まれ。10歳の時に日本に移住。04年、12歳の時にミュージカル「アニー」に主演。09年、米映画「ニンジャ・アサシン」で映画デビュー。12年、音楽活動をスタートし、13年にダンスボーカルグループ、FAKYのリーダーとして再デビュー、18年に卒業。19年に米芸能事務所と契約。21年、米映画「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」に出演。現在、シーズン2が配信中の「Pachinko パチンコ」など話題作への出演を重ねている。
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