【フェンシング】安部慶輝「三度目の正直」決勝でパリ五輪団体金メダリスト永野雄大に勝利

＜フェンシング全日本選手権＞◇最終日◇16日◇静岡・沼津市総合体育館◇女子サーブル、男子フルーレ

男子フルーレは、28歳の安部慶輝（秋田緑ケ丘病院）が初優勝した。

準々決勝で敷根崇裕、決勝で永野雄大のパリ五輪団体金メダリストを連破。準決勝でも東京五輪団体4位の西藤俊哉に完勝した。過去2度の決勝で敗れていた永野に借りを返して「三度目の正直」と涙。秋田市が拠点で、今春からフルタイムで働く社会人が痛快にオリンピアンを倒した。月〜金の午前8時30分〜午後5時30分まで勤務後、父が指導する地元クラブで一般生と練習する異色の環境でロスを目指す。