堂本剛、綾野剛と「剛さん」「綾ちゃん」と呼び合う仲に「感動的なシーン」話しすぎて時間超え

KinKi　Kids堂本剛（45）が18日、都内で、主演映画「まる」（荻上直子監督、10月18日公開）の完成報告イベントに出席した。今年3月末に事務所から独立後、ライブなどは開催していたが、報道陣の前に登場するのは初。監督への感謝や、初共演の綾野剛（42）とのほほ笑ましいエピソードを明かした。

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綾野や小林聡美（59）吉岡里帆（31）森崎ウィン（34）らとともにグレーのスーツ姿で登場した。落ち着いた優しい口調で「世代を超えて、たくさんの皆さんに見ていただければと思います。ありがとうございます」とあいさつした。

1997年（平9）の「金田一少年の事件簿　上海人魚伝説」以来、27年ぶりの映画主演となった今作では、人気現代美術家のアシスタントをしている無気力な男、沢田を演じる。今年1月、ももいろクローバーZの百田夏菜子（30）との結婚を発表。2月に事務所からの独立を発表し、3月末に退所した。結婚、独立後初の映画で新境地に挑んだ意欲作だ。

「難しい受け身の役でした。非常に難しかったです」と告白。「ワンシーンワンシーンすごく丁寧に、撮る前にかなり打ち合わせをしていて。自分自身楽しみながら撮影していました。いろんな感情をいい意味で忘れながら、役に没頭できる作品を監督に書いていただいた」と感謝した。

初共演の綾野からは「剛（つよし）さん」「綾（あや）ちゃん」と呼び合う仲になったという。お互いのクランクアップの現場にも駆けつけた。綾野は「僕のクランクアップの時に、剛さんが来てくださったんです。それがとてつもなく、うれしかったんです」と回想。堂本は「クランクアップしたら、綾ちゃんが『剛さん！』って走って来たんですよ。なんとも言えない感動的なシーンでした」と明かした。

会見ではクロストークがはずみ、事前に用意されていた別のトークテーマに進む前にタイムオーバーとなった。司会者から終了を伝えられると、堂本は「現場もこんなアットホームな感じで進んでいました」と笑みを浮かべ、和やかな雰囲気のまま退場していった。【横山慧】