26年大河『豊臣兄弟！』秀吉役に池松壮亮「どうしても竹中直人さんのイメージが強い」

　NHKは2日、俳優の仲野太賀が主演を務める、大河ドラマ『豊臣兄弟！』（2026年放送予定）の新たなキャストとして、主人公の兄・豊臣秀吉を池松壮亮が演じることが発表された。

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　大河ドラマ第65作で描くのは、戦国時代のど真ん中。強い絆で天下統一という偉業を成し遂げた豊臣兄弟の奇跡。主人公は天下人の弟・豊臣秀長（ひでなが）。歴史にif（もしも）はないものの、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」とまで言わしめた天下一の補佐役・秀長の目線で戦国時代をダイナミックに描く波乱万丈のエンターテインメントとなっている。

　池松が演じるのは、小一郎（秀長／仲野太賀）を乱世に巻き込んだ野心家の兄・豊臣秀吉（藤吉郎）。小一郎の3歳年上の兄。登場時の名は藤吉郎（とうきちろう）。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長のもとでメキメキと頭角を現し、ついには天下統一を果たす…という役どころだ。

　大河ドラマの出演は、第46作『風林火山』（07年）以来、3作品目となる。物語の主軸となる大役のオファーを受けた池松は「まさか秀吉を演じるとは想像していなかったので驚いて固まってしまった」と回想。

　豊臣秀吉役といえば「どうしても竹中直人さんのイメージが強い」と自ら触れながら、緒形拳が主人公・秀吉を演じた大河ドラマ『太閤記』（1965年）を「見返していろいろ勉強しながらやっていきたいと思っています」と話した。

　そのほか、秀長と同じ年の幼なじみで初恋の相手を永野芽郁、秀長の妻を吉岡里帆、秀吉の妻を浜辺美波が演じることが決定した。