おぎやはぎ、芸能人“愛車コンテンツ化”先駆者の自負「ここから始まった」

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2024年10月08日 12:00  ORICON NEWS

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おぎやはぎ(左から/小木博明、矢作兼) (C)BS日テレ
 お笑いコンビ・おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)がMCを務めるBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴 NO CAR, NO LIFE!』(毎週土曜 後9:00)が、10月で13周年を迎えた。「愛車遍歴を辿れば、その人の人生が見えてくる!」をキーワードに、ゲストがこれまで愛した車の「愛車遍歴」を紹介するというトークバラエティーだが、13年経過した今なお人気を博している。インタビュー後編となる今回は、今後の放送への願望、さらに番組の決めぜりふにかけて「おぎやはぎにとって『愛車遍歴』という番組とは?」を聞いた。<インタビュー全2回の後編>

【番組カット】次々登場!カンニング・竹山が愛した個性豊かな愛車たち

■海外の中古車販売店に行きたい「13年やっても行かしてくれない」

――今後お2人が、番組で乗ってみたいと思っている車はありますか?

【矢作】ありますよ。新しい『ミニ』見たいよね。名前変わって『カントリーマン』になったんだっけ。あれはまだ見てないから。見てないのは、番組を利用して全部乗りたい。
【小木】番組で新車ばっか乗っていきたいですね。これからも。新しく出た話題の車をここで乗りたい。
【矢作】『ルノーサンク』『ランチア・イプシロン』も見たいね。
【小木】(本当は)ディーラー行って試乗しないといけないじゃないですか。そういうのめんどくさいんでね(笑)。番組で乗れたらなというのはあります。

――ゲストに車をお勧めするプレゼンの企画を利用して…(笑)。

【小木】そうそうそう。
【矢作】でも言い訳じゃないですけど、やっぱり人に勧める車ってのは、自分が乗りたい車なんで。だからそうなってくるんです。
【小木】嘘ではないんですね。

――ちなみに実現可能かはおいておいて、この番組でやってみたい企画は?

【小木】もちろん海外で…。
【矢作】毎回言ってるんですけど、(海外で)やりたいんですよ。ビバリーヒルズに名車があるいい中古車販売店があるんですよ。
【小木】西海岸は、雨も降らないし、湿気もないから、なかなかいい状態の車があるって。
【矢作】それを買いに行こうってね。でも13年やっても海外に行かしてくれない。
【小木】1回も行けないんですよ。13年もやって。

――それは予算的に?

【小木】もちろん予算じゃないですか?それはもうしょうがない話ですけども。(周年のタイミングで)絶対行きたいですよ。海外のガレージって規模が違いそうじゃないですか。
【矢作】テキサスにスティーブっていう人がいるんですよ、日本語ペラペラの。スティーブはお金持ちだから、家に部屋がいっぱいある。スティーブは「いつでも泊まっていい」って言ってたから、そこに泊まれば飛行機代だけで大丈夫。安くすむんだけどね。

――海外ロケも楽しみにしています。ところで、番組が始まった13年前っていうと芸能人の愛車を見る機会はそんなになかったように思います。ところが今はSNSで、自分の愛車を公開することが1つのコンテンツになっています。そういう意味で、この番組は“愛車のコンテンツ化”の先駆けなのかなと思うのですが…。

【小木】ここから始まったでしょ。そもそも「愛車遍歴」って言葉がなかったらしいですからね、この番組が始まる前は。
【矢作】(芸能人は車を)見せたいんですよ。(この番組に出てくれる人は)まず第1に見せたいという思いあるじゃないですか。さらに(番組が)昔乗っていた車も持ってきてくれる。初めて買った車とか来るわけですよ。それ(再会)は感動するじゃないですか。やっぱ前乗ってた車って、今SNSでも見せられないんでね。

――そういったところに、さまざまなゲストが出演を熱望している理由があるんですね。

■『愛車遍歴』のおかげで得なことばかり「変な車を売られることがない」

――10月から14年目に突入したわけなんですけども、改めて今後に向けた意気込みを聞かせてください。

【矢作】最近は、車好きの一般の方も募集して出演してもらってるから、芸能人が乗ってなかった車、乗ってこなかった車が出てきてます。またちょっとこう幅が広がった感じですね。そのうち有名企業の社長さんも来るんじゃないかな。
【小木】社長さんもいいですよね。すごそう。
【矢作】今すごい社長さんでも、「最初の頃はこんなの乗ってた」なんてありそうだしね。
【小木】これからは視聴者もどんどん参加型、巻き込み型で広げていきたいですね。

――では最後に、番組の決めぜりふにかけるわけじゃないんですけども、「お2人にとって『愛車遍歴(この番組)』とは?」をそれぞれお答えいただいて締めたいと思います。

【矢作】さっき(前編)でもちらっと話したけど、結局、親と子どもの架け橋なのね。ほんとに会話がない思春期のころ、高校生とお父さん、お母さんとか(会話が)あんまないでしょ。それが喋るっていうんですよ。お父さんが(番組を)観ながら言うんですね『これ、俺が若い時にこれ乗ってたんだよ』って。そこから『これ乗ってたの、お父さん』みたいな。なんかそういう会話のね、架け橋になるって聞いたから。
【小木】僕はもう本当、いろんなところですごい話しかけられるようになって。おじさんたちみたいな今までなかった層から。車屋さん行ってもすごい話す。だから「お得だな」って(笑)。得なことがたくさんありました(笑)。
【矢作】確かに、話が早い。中古車販売店の方は、ほぼほぼ100%(番組を)観てるもん。どこ行っても観てるんですよ。車関係者は。
【小木】もう顔出せばいいんです(笑)。
【矢作】もうね、下手なこと言ってこない。すごい(車)詳しいと思われてるから。変な売り文句もないし、なんならこっちが「これを欲しい」って「こういうのありますよね。4万キロしか走ってないやつ」って問い合わせているのに、「あれね、矢作さんに売れるようなやつじゃない(笑)」って向こうから却下してくるから。だから変なもの売りつけてこないです。
【小木】この番組で言われちゃうと困っちゃうから、変なの売れないんですよ。それも13年続けてこられたから。その実績があるから。
【矢作】でも言うほど(車)詳しくないんですよ。すんごい詳しいと思われてるけど(笑)。

■次回放送
10月12日(土)午後9時〜9時54分
ゲスト:カーデザイナー・荒川健

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