残業に厳しい目が向けられるようになったのは割と最近のことで、少し前までは長時間労働は珍しくなかった。投稿を寄せた東京都の50代男性は、14年ほど前まで勤めていた製造業の会社がブラックだったという。
「毎月の残業時間が約120〜140時間で、労働基準監督署から何度か注意されてたみたいです」
いわゆる「過労死ライン」と呼ばれるのが残業80時間だ。それを大きく超える。しかも会社は労基署の注意を聞くことはなかったという。(文:天音琴葉)
「給料は下りましたが…」異業種に転職、癒される毎日に
労基署に目をつけられるようになると、会社は姑息な手段をとるようになった。
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「しばくしてからタイムカードが2枚になったことがあり1枚目には通常時、定時で押し、残業に入る時は2枚目を押して仕事してました」
労基署の追及を逃れるためだったのではないかと男性は推測している。しかし男性たち従業員は堪ったものではなかったはずだ。結局、無理が祟ったようで身体を壊し退職し、その後は全く畑の違う職に就いたという。現在は保育園に勤めているそうだ。
「給料は下りましたが日々園児達の笑顔で癒されてる次第です」
と前向きな言葉で投稿を結んだ。
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