世界一のお金持ちになった2人、投資の神様ウォーレン・バフェットとマイクロソフト創業者のビル・ゲイツ。この2人は、自らの人生の成功でもっとも重要な要素は「フォーカス(集中)」と述べました。
成功するには、得意で情熱が持てるものに集中すること
偉大な成功を遂げた人は、だいたい何かに集中しています。史上最年少で八冠を達成した棋士の藤井聡太は、5歳から将棋を始めたそうです。オリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケーターの羽生結弦は、4歳からフィギュアスケートを始めています。彼らは間違いなく、全力で将棋やフィギュアスケートに打ち込んでいます。ダラダラとスマホでネットサーフィンしていたら「将棋やフィギュアスケートで日本一になれた」ということではありません。彼らは「人生の大部分を1つのことに集中している」のです。
かくいう筆者も、学生の頃にルービックキューブの「早解き」に熱中していた時期がありました。毎日4〜5時間、ひたすらルービックキューブを混ぜて・揃えての繰り返し。いつしか20秒もあれば完成できるようになり、日本大会で準優勝することができました。
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この話をウラ返すと、集中を妨げるものは、人生を成功から遠ざける障害とも言えます。
集中を妨げる習慣には注意
暮らしの中で「集中を妨げる習慣」と言えば何でしょうか。パッと思い浮かぶのは「スマートフォン」です。やるべきことがあるのに、スマホを見ていたら「気づくと30分経っていた」なんてことも珍しくありません。スマートフォンは便利な道具ですが、それで集中が妨げられてしまうのであれば、ふだんは電源をオフにしておくのが無難です。
ほかにも思い浮かぶのが「テレビ」です。子どもの頃、筆者は「テレビを見ながら宿題する」ことがよくありました。だいたいの場合、気づくと手が止まって宿題そっちのけでテレビを見ていました。これもまた、観たい番組がないかぎり普段は切っておくのがよさそうです。
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使わないとき、スマホは電源をオフにして机にしまっておこう
人は誘惑に弱く、ついラクな方や、楽しい方へと意識が向いてしまうものです。誘惑が多い環境に身を置くと、集中力が落ちます。もちろん、これらの道具には良いところがたくさんあります。スマートフォンは調べ物をするのに便利ですし、テレビを見て楽しんだり、ラジオや音楽を聴いてリラックスしたりすることにも問題はありません。
しかし、いま集中したいことがあるなら、これらの電源は「オフ」にしましょう。どうしても気になるなら、物理的に距離を取るのも一手です。たとえば、スマホは電源をオフにして机の引き出しにしまってしまうなどするとよいでしょう。
集中しやすい環境を作ることが、成功へ近づく第一歩です。
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文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。
(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))