もしかして、うちの両親に写真館の費用を出してもらったのが悪かったのかもしれません。だって義母は「自分たちでやってね」と言っていたから。
「うちの母がごめん。俺がちゃんと言っておくから。でもミホが傷つくなら、うちの母にプレゼントを渡したり、会いに行ったりしなくてもいいんだよ」と、旦那は私をなぐさめてくれました。
しかしそのあと、気になった旦那は義母に電話をかけて事情を聞いてくれたようで……不機嫌になった理由を教えてくれました。義母は、頂きものをその場ですぐ開けるのはよくないという認識であったことがわかりました。
そのとき気がついたのです。ときおり見せる義母の不満げな表情。きっと私の行動に対して、口には出さないけれど不満に思っていたんだ。
|
|
私は頂いたプレゼントはその場で開けて、すぐにお礼を言った方が相手に喜んでもらえると思っていましたし、そうしてきました。育った環境や考え方が違うのは仕方がないことです。でも、機嫌を損ねて雰囲気が悪くなるぐらいなら、理由を言ってもらいたいと思うのはおかしいでしょうか。
義母が私からのプレゼントを開けなかったのには理由がありました。頂きものは、すぐに中身を見ず、あとで中身を確認するもの。そう教わって育ったそうです。
いままで理由もわからず、義母の不機嫌な表情にモヤモヤしていました。
もしかしてその場で不満を言ったり叱ったりしないのは、義母なりの気遣いだったのかもしれません。
|
|
【後編】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・ゆずぽん 編集・石井弥沙