“シェアハウスの人気者”がまさかの行動に…「人望が厚い男」の“恐ろしい正体”とは

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2024年11月01日 16:31  日刊SPA!

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※画像はイメージです
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 さて今回ご紹介するのは、数多くの男女が入居する大型シェアハウスで起こった愛憎劇。PR会社勤務のニイナさん(仮名・27歳)は「あの男の化けの皮を剥いでやりたい」と恨み節ですが、いったい何が起こったのか?

※この記事は本人の許可を得て掲載しています。ただし、プライバシー保護のため実際のエピソードから一部変更しています。

◆30以上の個室がある大型シェアハウスで彼氏ゲット

 ニイナさんは昨年、半年間ほど東京某所にあるシェアハウスに入居していたそうです。

「そこは30以上の個室がある大型シェアハウス。20代から30代前半がメインで、男女が半々ぐらい入居していました。いわゆる“意識高い系”っぽい人が多かったけど(笑)、性格が悪い人は少なくて、入居者同士の仲もよかったです。

 1階の共有スペースにあるキッチンで誰かが料理を作ってくれて、お酒をみんなで持ち寄って、ホームパーティーみたいなことはしょっちゅうやってましたね」

 特に恋愛が禁止されていることもなかったのでハウス内恋愛は活発だったそうで、ニイナさんも入居してから数ヶ月後に交際相手ができたんだとか。

「マイナーなアパレルブランドのプレス(広報・宣伝担当)をやっている大志君(仮名・30歳)という男です。入居したばかりでまだ慣れてない頃の私のこともよく気にかけてくれてて、最初にハウス内の飲み会とかに誘ってくれたのも彼でした。

 第一印象は『めっちゃいい人!』で、彼のおかげでハウス内の輪に入れたのは事実ですね。実際、彼はコミュ力の塊みたいな人間だったので、年上にはかわいがられて、年下からは頼られて、人望が厚いタイプでした」

◆交際2、3カ月で「ごめん、別れよう」

 それからニイナさんと大志さんは、次第にサシ飲みすることも多くなって、ある日、彼の部屋で宅飲みすることになり……。

「自然と関係を持つ流れになったんですけど、私が『付き合ってない男とはしない』って伝えたら、大志君から『じゃあ付き合おう』って言ってくれたんですよ」

 大志さんが「あんまり騒がれたり冷やかされたりしたくない」というので、交際していることは秘密にしていたものの、ニイナさんはラブラブで浮かれまくっていたそうです。

 しかし、幸せの絶頂期は長くは続かず。

「付き合って2、3カ月しか経ってないのに、ある晩、大志君からいきなり『ごめん、別れよう』ってLINEが来たんです。ひとつ屋根の下にいるんだからすぐに話せるのにLINE。しかも理由もなにも書いてない。当然、私は『話し合おう』って返信したんですけど、未読スルーですよ」

◆ナゼかみんなによそよそしく避けられて…

 翌日。日中はお互いに仕事があったため、夜に大志さんを捕まえて話し合おうとしたものの、ニイナさんにとって青天の霹靂な事態になっていたそう。

「ハウスに帰るとみんな、私に対してよそよそしい態度をするか、なんだか避けてるような態度になってたんですよ。

 その不穏な空気に違和感はあったんですけど、とりあえず大志君の部屋に行こうとしたら、ハウス内のリーダー的な存在のアラフォー男性と私より年下の女の子が、『もうそのへんにしておきな』、『大志さんをこれ以上困らせないでください』ってシリアスな顔で言ってきて」

◆なんだか怖いなって思うときがあった

 ニイナさんはわけもわからぬまま、なかば強引に自室に押し込まれ、その日は大志さんに会えずじまい。彼に何度LINEを入れてもずっと未読スルー。

「さらに次の日、そのアラフォー男性に話を聞きました。気を遣われてハッキリとは言われなかったんですが、要するに私が大志君をストーカーしていて、それで病んだ大志君が鬱っぽくなってしまっている――っていう噂が流れてたっぽいんです」

 ニイナさんはすぐにピンときて、「ヤラれた!先手打たれた!」と思ったそう。どういうことなのでしょうか?

「というのも、大志君ってすごくソトヅラはいいんだけど、付き合ってるうちに意外と利己的だし保身的だし、我が身かわいさから意外といろいろ計算してるっていうのはちょっと感じてて、彼のことがなんだか怖いなって思うときがあったんですよね……。

 だから『ハメられたんだ』って直感しました。“人懐っこいみんなの人気者”の彼が、私のことを悪者だと吹き込んでまわったら、そりゃたいていの人は大志君を信じるよなって」

◆シェアハウスを退去することに

 ニイナさんは大志さんとまともに話し合える機会もなく、広まってしまった悪評の誤解を解くこともできず、いたたまれなくなってシェアハウスを退去することにしたそうです。

「今思うと大志君は、私とサシ飲みはするけどまだ付き合ってないっていう時期に、ハウス内のあるアラサー女性に言い寄られて困ってるって愚痴ってたんですよね。

 ただ、それからすぐにアラサー女性は退去したんで、一件落着したと思ってました。でも、もしかするとその女って、実は大志君の恋人だったんじゃないかなって思うんです。私という次の彼女候補ができたから、私に乗り換えるために切り捨てた。

 ……この仮説がもし当たっているとしたら、私に別れを切り出して私の悪い噂を吹聴してたときに、すでにいい感じになっている次のターゲットの女がいて、見事にスライドしたんでしょうね」

 筆者はニイナさん側の主張しかヒアリングできておらず、また彼女の憶測の要素も多いため、真相は闇の中ですが、もし彼女の考察が的中していたとしたら、大志さんはとてつもなくクズな「人たらし」ということになるでしょう。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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