12月初めにかけて全国的に「高温」 東・西日本太平洋側は「雨が多い」 1か月予報

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2024年11月07日 16:30  日本気象協会

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日本気象協会

12月初めにかけて全国的に「高温」 東・西日本太平洋側は「雨が多い」 1か月予報

気象庁が、7日木曜に発表した「1か月予報」によりますと、12月初めにかけて、全国的に高温傾向が続くでしょう。冬が近づいているのに「10年に一度の高温」に注意を呼び掛ける「高温に関する早期天候情報」も発表されています。天気もいつもとは違い、東・西日本の太平洋側では、平年より日照時間が少なく、降水量が多くなる予想です。晴れる日は、日差しを有効にお使い下さい。



●12月初めにかけて 全国的に「いつもと違う」


気象庁は、7日木曜、「1か月予報」を発表しました。

これによりますと、12月初めにかけて、平均気温は、全国的に「平年より高い」予想です。7日木曜は、二十四節気の「立冬」で、暦の上では冬を迎えましたが、実際は、季節がスムーズに冬へと進まない見込みです。

いつもの年と違うのは、気温だけではありません。天気も、平年とは大きく違いそうです。

寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降水量は、北・東日本日本海側では「平年並みか少ない」でしょう。雨や雪が少なくなるぶん、晴れる日が多くなるため、日照時間は北日本日本海側では「多く」、東日本日本海側では「平年並か多い」見込みです。

一方、太平洋側や沖縄では、いつもの晩秋より、晴れる日が少なくなりそうです。

低気圧や、湿った空気の影響を受けやすい時期があるため、向こう1か月の降水量は、東・西日本太平洋側では「多く」、北日本太平洋側と沖縄・奄美では「平年並みか多い」でしょう。それに伴い、日照時間は、東・西日本太平洋側では「少なく」、北日本太平洋側では「平年並みか少ない」予想です。

太平洋側や沖縄では「雨が多く」「日差しが少ない」ということで、晴れる日は、洗濯など日差しを有効に使ってください。


●週別の気温は? 「高温に関する早期天候情報」も


中でも、この時期、特に気になるのが、気温の変化だと思います。

気温について、週ごとに詳しくみていきます。

11月9日〜15日、16日〜22日、23日〜12月6日、いずれも平均気温は、全国的に「平年より高い」でしょう。秋が深まる時期は、いつもの年なら寒気が少しずつ南下するのですが、今年は、寒気の影響を受けにくくなりそうです。

さらに、気象庁は、沖縄〜北海道に「高温に関する早期天候情報」を発表しました。これは5日間平均気温の予想をもとに、その時期としては10年に1度程度しか起きないような著しい高温となる可能性が、いつもより高まっているときに、6日前までに注意を呼びかける情報です。

沖縄〜東北は13日水曜頃から、北海道は14日木曜頃から「かなりの高温」が予想されます。農作物の管理など、注意が必要です。


●気温と服装の目安


この時期は、七五三のお参りや、紅葉狩りを予定してる方もいらっしゃるはず。今年は、比較的暖かい状況で楽しめる日が多いでしょう。

ただ、平均気温が高くても、やはり晩秋は、日が暮れると急に冷えてきます。さらに、月末など、一時的に、寒気が南下するタイミングもありそうです。

毎日の天気予報では、出かける時間や場所に合わせて、最低気温や最高気温をこまめにチェックしましょう。気温の変化で体調を崩さないよう、服装で上手に調節してください。



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