8日金曜は、寒気の影響が残り、東京・名古屋・大阪など、今季初めて、最低気温が一桁の予想です。9日土曜と10日日曜は広く晴れて、紅葉狩りや七五三のお参りに最適ですが、「朝晩と日中の寒暖差」が大きくなるでしょう。ただ、傘の必要な所もありますので、空模様の変化にも、お気をつけください。
●8日金曜 寒気の影響が残る
7日木曜は、二十四節気の「立冬」。暦通り、冬型の気圧配置となり、この時期としては、強い寒気が南下しました。
8日金曜は、冬型の気圧配置は緩み、次第に高気圧に覆われるでしょう。
このため、北海道や東北では、午前中は所々で雪や雨が降りますが、天気は回復へ向かう見込みです。関東から九州は広く晴れて、7日木曜に「木枯らし1号」が吹いた東京や近畿でも、穏やかな晴天となるでしょう。
一方、沖縄では、気圧の谷や、湿った空気の影響を受けそうです。雨や雷雨で、激しく降る所もあるでしょう。
そして、寒気の影響は、まだ残りそうです。
最低気温は、札幌では1℃と、北海道で積雪となった所では、路面が凍結する恐れがあります。車の運転や、足元に注意が必要です。
東京・名古屋・広島は8℃、大阪・高知は9℃と、いずれも今シーズン初めて「一桁」の予想です。朝は、厚手のコートを用意するなど、暖かくしてお過ごしください。
●9日土曜 「紅葉狩り・七五三のお参り」日和
9日土曜も、本州付近は、移動性の高気圧に覆われるでしょう。そのため、北海道から九州にかけて、広く晴れる見込みです。
カラッと晴れるので、洗濯に良さそうです。布団を干しても気持ちよく仕上がるでしょう。行楽日和で、紅葉が見頃の所では、青空と紅葉のコントラストを楽しめる見込みです。七五三のお参りにも、ピッタリでしょう。
ただ、良く晴れるぶん、朝晩と日中の寒暖差が、大きくなりそうです。
仙台では、最低気温は4℃、最高気温は16℃と、その「差」は12℃も開くでしょう。東京〜福岡も、最低気温と最高気温の「差」は、10℃くらいありそうです。一日の中での気温差に、注意が必要です。
一方、沖縄では、9日にかけて、雨が続くでしょう。雨雲の発達の程度によっては「警報級の大雨」となるおそれがあります。雨の降り方に、お気をつけください。
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●10日日曜 傘の出番も 日本海側は寒暖差「大」
10日日曜は、本州付近を覆う高気圧の中心が、次第に東へ離れ、四国沖には、低気圧が予想されています。
このため、まだ晴れる所が多いですが、高知や広島など、西日本では太平洋側を中心に、所々で雨が降るでしょう。お出かけの際は、最新の予報を確認して、雨具をご用意ください。
一方、日本海側では日差しが多く、朝晩と日中の寒暖差が、一段と大きくなるでしょう。
最低気温と最高気温の「差」は、札幌や新潟では12℃〜13℃くらいありそうです。気温差が大きくなると、体調を崩しやすくなります。暑がりの方、寒がりの方、それぞれですが、「気温と服装の目安」を参考に、気温の変化に合わせて、服装を上手に選んでください。
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