月を背に、青く輝く東京スカイツリー。美しい夜景をとらえた画像がXで注目されています。
しかしよく見てみるとその正体はスカイツリーではなく……なんと洗濯バサミ!?拡大せずにはいられないまさかの1枚をXに投稿したのは、洗濯バサミフォトグラファーの岡本なうさんです。
離れて見ると本物にしか見えないこの“洗濯バサミスカイツリー”は、岡本さんがおよそ5時間をかけ、300個ほどの洗濯ばさみを用いて作り上げたもの。高さはなんと180cmもあるそうです。
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「人生は選択と洗濯の連続である」を座右の銘とし、センタクばかりの人生を象徴するアイテムとして「洗濯バサミ」に注目した岡本さん。洗濯バサミの美しさをさまざまなアプローチで撮りたいという思いで、2021年3月から「洗濯バサミフォトグラファー」として活動されています。
これまで花や花火を洗濯バサミで表現してきた岡本さんが、今回選んだのは東京スカイツリー。着想の背景にあったのは洗濯バサミフォトグラファーとしての強い思いです。
富士山や東京国際フォーラムなどSNSで話題のフォトスポットのように洗濯バサミも注目してもらいたい、とかねて感じていた岡本さん。
小さな洗濯バサミを東京の大きなシンボルであるスカイツリーにしたら見てもらえるんじゃないか?と思い、今回の作品を生み出すにいたったそうです。
洗濯バサミで作品を作る際に心がけていることとして「よく見たら洗濯バサミが見えるように撮影したり、よく見たら洗濯バサミだとわかるサイズ感で制作している」と岡本さん。
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遠景の写真を見て美しいと感じるだけでなく、ぜひ拡大して、作品を構成している洗濯バサミ1つ1つの「存在」に注目して欲しい、と話しています。
高さ180cm、洗濯バサミ総使用量300個という大スケールで作られた今回の作品。最も苦労したのはツリーの上部で膨らんでいる「展望回廊と展望デッキの部分」で、ここには過去に手がけた「洗濯バサミコキア」「洗濯バサミ兜」で得たアイデアや知見が活きているんだとか。
「自分が過去に制作したもの、撮影したものが、知らず知らずのうちに鍵になっていて、それが未開の扉を開けることが、たまーーーにある」(岡本さん)
ただでさえ美しい“洗濯バサミスカイツリー”ですが、岡本さんのこれまでの営みが積み上がってできたものだと思うと、より美しく見えてきますね。
<記事化協力>
岡本なうさん(@okaphotoart)
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(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024112103.html
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