J1第37節が行われた [写真]=金田慎平、兼子愼一郎、三浦誠、柳澤健太 2024明治安田J1リーグ第37節の9試合が30日に行われた。
ヴィッセル神戸は敵地で柏レイソルと対戦。5分に柏の先制を許したものの、後半アディショナルタイムに柏が退場者を出して神戸が数的有利を得る。大迫勇也がまさかのPK失敗で敗戦かと思われたが、武藤嘉紀が劇的な同点ゴールを挙げて、勝ち点「1」ずつを分け合った。
柏の勝ち点獲得により、北海道コンサドーレ札幌は12月1日のサンフレッチェ広島戦を前に降格が決定。広島は札幌に勝てば神戸と勝ち点差「1」の2位で最終節を迎えるが、敗れれば9年ぶり優勝の可能性が消滅する。
連勝が残留の最低条件のジュビロ磐田は、FC東京に先行を許す苦しい展開に。それでもFC東京が退場者を出すと、今季限りで現役を引退する山田大記のPK成功などで逆転勝利。アルビレックス新潟がガンバ大阪に敗れたため、磐田は奇跡の残留に望みが繋がった。
FC町田ゼルビアは相馬勇紀が誘発したオウンゴールによる1点を守り切り、京都サンガF.C.を下して2連勝。神戸との勝ち点差を「3」に縮めて最終節を迎える。
東京ヴェルディvs川崎フロンターレは壮絶な打ち合いに。山田新の2ゴールなどで川崎Fが2点を先行したものの、東京Vも谷口英斗のゴールなどで2点を奪い返す。その後さらに川崎Fが2点を追加したものの、谷口のハットトリック達成で東京Vがふたたび試合を振り出しに戻す。しかし、4−4で迎えた後半アディショナルタイムに山田もハットトリックを達成し、川崎Fが5−4で勝利した。
横浜F・マリノスは湘南ベルマーレと敵地で対戦。2度リードを許すも2度追いつくと、後半アディショナルタイム4分にヤン・マテウスが逆転ゴールを決め、神奈川ダービーを3−2で制した。横浜FMのアンデルソン・ロペスは今季得点数を「24」に伸ばした。
名古屋グランパスはすでに降格が決まっているサガン鳥栖に0−3の完敗。鹿島アントラーズは鈴木優磨の見事なボレーシュートなど序盤の2点を守り抜いてセレッソ大阪を下した。浦和レッズは敵地でアビスパ福岡に0−1で敗れた。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■第37節
▼11月30日(土)柏レイソル 1−1 ヴィッセル神戸
東京ヴェルディ 4−5 川崎フロンターレ
FC町田ゼルビア 1−0 京都サンガF.C.
湘南ベルマーレ 2−3 横浜F・マリノス
アルビレックス新潟 0−1 ガンバ大阪
ジュビロ磐田 2−1 FC東京
名古屋グランパス 0−3 サガン鳥栖
セレッソ大阪 0−2 鹿島アントラーズ
アビスパ福岡 1−0 浦和レッズ
▼12月1日(日)
14:00 サンフレッチェ広島 vs 北海道コンサドーレ札幌
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 神戸(69/+22)
2位 町田(66/+22)
3位 広島(65/+27)
4位 G大阪(63/+12)
5位 鹿島(62/+17)
6位 東京V(55/0)
7位 横浜FM(52/+1)
8位 C大阪(52/−2)
9位 FC東京(51/−1)
10位 福岡(50/−3)
11位 川崎F(49/+7)
12位 浦和(47/+4)
13位 名古屋(47/−5)
14位 京都(46/−12)
15位 湘南(45/−2)
16位 柏(41/−11)
17位 新潟(41/−15)
18位 磐田(38/−18)
19位 札幌(34/−20)
20位 鳥栖(32/−23)
■最終節の対戦カード
▼12月8日(日)
14:00 札幌 vs 柏
14:00 鹿島 vs 町田
14:00 浦和 vs 新潟
14:00 FC東京 vs C大阪
14:00 川崎F vs 福岡
14:00 横浜FM vs 名古屋
14:00 京都 vs 東京V
14:00 G大阪 vs 広島
14:00 神戸 vs 湘南
14:00 鳥栖 vs 磐田