松村北斗、映画賞受賞に達成感　今後やってみたい作品は「とんでもなく空想のもの」

　SixTONESの松村北斗が30日、東京のパルテノン多摩で開かれた『第34回映画祭TAMA CINMA FORUM』の「第16回TAMA映画賞授賞式」にビデオメッセージを寄せた。

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　松村が出演した『夜明けのすべて』は最優秀賞作品賞を受賞。松村も同作において、「社会のサイクルから外れかけた青年の心を縛りつける糸が少しずつほどけていくさまを精細な描写で体現した」との理由で、最優秀新進男優賞に選ばれた。

　ビデオメッセージで登場した北斗。作品について「小さな町の日常に描いた作品だったので、過度なこともせずに苦しいところ、弱いところを見世物にしないような作品でした」と振り返り、「しかし、リアルなものを一か八かでなく、すごいいっぱい会話を重ねて、現場でもいっぱいしゃべって試して、すこしずつ積み上げていった作品」と回想。そして「作品賞であったりとか、それに付随して賞をいただいて、大きな達成感があります」と喜び。

　さらに「とんでもなく空想のもの、例えば未来人だったり…。みんなで“これってああだよね”“こうだよね”って話し合っていけるような架空のものをやれたら、楽しそうだなって思います」と今後、出演してみたい作品についての思いも語った。

　また、同作品の三宅唱監督や共演した上白石萌音も登壇し、作品について振り返っていた。

　前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員による選考で選出される同賞。今回は、最優秀作品賞に『夜明けのすべて』と『ぼくのお日さま』、特別賞に「『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の呉美保監督およびスタッフ・キャスト一同」「『ルックバック』の押山清高監督およびスタッフ・キャスト一同」が選ばれた。また、最優秀男優賞を藤竜也、吉沢亮、最優秀女優賞を上白石萌音、河合優実、最優秀新進監督賞を近浦啓監督、山中瑶子監督、最優秀新進男優賞を松村、齋藤潤、最優秀新進女優賞を森田想、早瀬憩が受賞した。

　イベントには、三宅監督、奥山大史監督、越山敬達、中西希亜良、池松壮亮、呉監督、押山監督、藤、上白石、河合、山中監督、森田、早瀬が出席した。