公共の交通機関で、なぜか自分の家のように勝手な振る舞いをする人もいる。千葉県在住の60代女性は、「JRの普通車両」に乗った時、
「座席上の荷物置のパイプに洋服を何着かかけている人」
を見かけた。本人は周囲に気をつかってか「一番端っこの席」に座っていたという。服が垂れ下がってカーテンのようになり、顔は見えなかったそうだ。
「迷惑って程ではないかもしれませんが」と女性は言うが、ちょっと驚く光景だろう。(文:湊真智人)
「トラブルが怖いので、なかなか声をかけるのが難しいと感じています」
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一方、埼玉県の50代女性は「朝の通勤ラッシュの時間帯」に、こんな光景を目撃した。
「座席に横になり3席ほど使って熟睡する若い男性がいました。ヤンチャな見た目で周りもスルーしていました」
やがて駅員がやって来て声を掛け、席から下ろしてくれたという。乗客たちも一安心、かと思いきや……
「すぐに戻ってきて座っていた席の前にしゃがみ込むと、恨めしそうに座っている人を見ていました。見かねた女性が席を変わってあげると当然のごとく座り、また熟睡」
なんと座っていた人を睨み続けて席を奪ったのだ。混雑した時間帯に何とも身勝手な振る舞いである。ところが話はこれで終わらない。後日、また同じ男性を見つけたが
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「座席からずり落ち隣の方の足を枕に床で爆睡」
というありさまだった。この男性は夜勤明けなのか明け方まで飲んでいたのか、いずれにしても夜まともに寝ていないのだろう。それでも、床で寝られては場所も取るし迷惑でしかない。しかし女性は
「トラブルが怖いので、なかなか声をかけるのが難しいと感じています」
放っておけないと思いつつ、どうすることも出来ないジレンマに陥っているようだ。
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