【スタバ】皇居外苑の「グリーナーストア」1号店で初の親子セミナーが開催‐豆袋のリサイクル工作や店内ツアーも

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2024年12月02日 13:01  マイナビニュース

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スターバックスといえば“環境配慮の先進企業”、そんなイメージをお持ちの方が多いと思います。マグカップでのドリンク提供をはじめ、マイタンブラーやマイボトルの持ち込みで“お洒落なリユース”のスタイルを浸透させるなど、数々のサステナブルな取り組みを打ち出してきました。そんなスタバに、より環境負荷の低い店舗のための国際認証「Greener Stores Framework」を取得した“グリーナーストア”の日本1号店がオープンしたのは、2021年12月のこと。店内利用時のマグカップや樹脂製グラスの利用割合は約8割、リユース推進によって廃棄物削減をリードする存在です。


このほどそんな1号店が3周年を迎えるタイミングに合わせて、「親子で楽しむサステナビリティ セミナー」という新たな試みが実施されました。これまでにも“次世代の環境リーダーの育成”を目的として開始された「エコキッズ探検隊」に参加してきたそうですが、今回は初めての店舗独自のセミナー。休日を楽しむ人々で賑わう店内の一角で行われたイベントを覗いてきました。


今回のイベントの目的は、お店ツアーやクイズ、リサイクル工作の体験を通して、環境問題を親子で考えてもらうこと。「物を大切にすること、ごみを出さないためにできること」を、子どもたちに身近なこととして楽しく理解してもらいたいと、1時間のプログラムを考えたそう。


まずは、従業員研修にも活用しているという、スターバックスオリジナルの「グリーナーエプロンクイズ」からスタート。「スターバックスの店舗から出る廃棄物で1番多いものは?」と3択でクイズが出題されると、子どもたちは「え〜なんだろう?」「飲み物のカップ?」と推測しながら、チームで答えを決めていきます。ちなみに答えは、「コーヒーの豆かす」。


次の「スターバックスでは、コーヒーの抽出後に残る豆かすを集め、コーヒー豆を最後まで役立てています。その活用方法は?」という問題では、「もう1回コーヒーを抽出する!」という元気いっぱいに答える声が聞こえ、周囲が笑いに包まれる一幕も。ちなみにこちらの答えは「乳牛の飼料」。豆かすを加工し、畑の土に混ぜるたい肥や牛のえさとなる飼料としてリサイクルし、そうして育てられた野菜や牛のミルクの一部が、スタバのフードやドリンクとなって循環する仕組みとなっているそう。

続いて、この店舗の内装に使われているサステナブルな素材を見つける、ストアツアーに出発。CO2を吸収することで固まる新素材を使ったタイルには、一緒に豆かすが混ぜ込まれていたり、店内を彩る雰囲気のあるアートが、実は廃棄予定だった漁網を再利用して作られていることを知って、「おおーーー」と感心している様子です。


さらに、店舗で使い終わった牛乳パックとコーヒーの豆袋を活用した「リサイクル工作」にも挑戦。工作タイムになって「これをやりに来た!」と一段と張り切る子どもの姿に、見守るお父さんお母さんたちの撮影の手も止まりません。牛乳パックから注いでもらったミルクを飲みながら、子どもたちは思い思いにペン立てを作っていました。


そんなこんなで1時間はあっというまに過ぎ、最後にオリジナルの認定証がひとりひとりに手渡されて、セミナーは終了。今回参加したお母さんからは、「眺めの良い店舗でこんな風に楽しみながら環境について学べる貴重な機会で、親子で楽しめた。ミルクがこんなに美味しいことも知らなかったので、今日学んだことに想いを馳せつつミルクも頼んでみたい」と、満足感のある声が聞かれました。


今回が初めての試みでしたが、スタバでは今後もこうしたセミナーを定期的に開催し、子どもたちが身の回りの「環境」の問題について考えるきっかけとなる機会を創出したいと考えているそう。同店舗での次回開催は、1月下旬頃を予定しています。(佐々木 ヒサ)

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