プレミアリーグ第14節が現地時間4日に行われ、アーセナルがマンチェスター・ユナイテッドを2−0で下した。
主将マルティン・ウーデゴーアの復帰とともに本調子を取り戻し、公式戦3連勝中と波に乗るアーセナルが、11月半ばに発足したルベン・アモリム体制で無敗を維持するマンチェスター・ユナイテッドを本拠地『エミレーツ・スタジアム』に迎えた一戦。アーセナルはガブリエウ・マガリャンイスとリッカルド・カラフィオーリが負傷で欠場となり、ヤクブ・キヴィオルとオレクサンドル・ジンチェンコがスタメンに抜擢された。
前半は互いにゴール前でのチャンスは少なく、中盤での攻防が目立つ展開となる。アーセナルはピンチこそないものの、ビルドアップとカウンタープレスが上手くハマらず、守備でもマンチェスター・ユナイテッドのプレス回避に手を焼く場面が多く見られた。それでも、後半は立ち上がりから攻勢を強め、相手ゴールに迫るシーンを増やしていくと、得意のセットプレーからスコアを動かす。
54分に右CKを獲得すると、デクラン・ライスがインスイングの鋭いボールを供給。ニアサイドでこれに合わせたユリエン・ティンバーがプレミアリーグ初ゴールをマークし、後半開始早々先制に成功する。さらに73分にはブカヨ・サカの左CKをファーサイドのトーマス・パルティが頭で折り返すと、ウィリアン・サリバに当たったボールがそのままゴールへ。2点のリードを奪ったアーセナルはその後も主導権を渡さず、2−0で試合を締め括った。
アーセナルはこれでプレミアリーグでのマンチェスター・ユナイテッド戦4連勝を達成。プレミアリーグ公式やデータサイト『Opta』によると、国内リーグ戦でのマンチェスター・ユナイテッド相手の4連勝は、クラブ史上初の出来事だという。また、CLからの通算得点数は昨シーズンから数えてこの日で「22」に到達。これはもちろんプレミアリーグでトップの数字であり、キッカーを務めるライスとサカはこの間にCKで7アシストをマークしているという。
名門対決を制して公式戦での連勝を「4」に伸ばしたアーセナル。現地時間8日に控える次節では、フルアムとのアウェイゲームに臨む。
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