日向坂46・濱岸ひよりが明かす、卒業を相談したメンバー&卒業セレモニーへの思い「楽しんで終われたら」

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2024年12月05日 14:10  クランクイン!

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クランクイン!

日向坂46・濱岸ひより  クランクイン! 写真:山田健史
 日向坂46・濱岸ひよりの1st写真集『もしも』が12月3日に発売された。12thシングルの活動をもって、グループを卒業する濱岸は、「卒業前の『等身大の私』を見てほしい」との思いを込めて撮影に臨んだという。2017年の加入から約7年。濱岸が共に活動したメンバーや、支えてくれたおひさま(=日向坂46ファン)への感謝を語った。

【写真】卒業直前の濱岸ひより、撮り下ろしカット ヘルシーな肌見せの写真集先行カットも

■卒業前の「等身大の私」を見てほしい

――写真集の出版は念願だったそうですね。

濱岸:ずっと写真集を出したいと思っていたので、卒業前に夢がかなってうれしいです。

――サイパンと地元・福岡県で撮影。卒業を控えた中での撮影でしたが、どんな姿を見せたいと臨みましたか?

濱岸:一番大切にしたのは、男女問わずに楽しんでもらえること。女性にはファッション誌っぽい要素を楽しんでもらいたいし、男性にもすてきな印象を与えられるようなヘルシーな肌見せにも挑戦しました。

――ブログに「私のこだわりが沢山詰まっていて衣装にも髪型にも撮影地もたくさんこだわりました」と書かれていました。

濱岸:普段は着ないドレッシーな大人っぽい衣装やピンクのチュールドレスを選んだり、私服っぽいスタイルも取り入れたりしました。撮影地も緑や空、海がきれいな場所や、都会っぽいカフェと、ページごとに違う雰囲気が楽しめるように工夫しました。

――特に印象に残った撮影を挙げるなら?

濱岸:パジャマ姿での寝起きのカットは、初めてすっぴんで撮影したんです。普段の撮影ではメイクもヘアセットもしっかりするんですけど、この撮影では「家にいるときの私」という感じで。そんな姿を見せることはないので緊張しました。

――それはレアですね。水着やランジェリー姿での撮影にも初挑戦。撮影前にはボディメイクなどもされたのでしょうか。

濱岸:卒業前の今の「等身大の私」を見てほしいというのもあって、無理なダイエットはしなかったんです。ピラティスで少し体のラインを整えて、むくまないようにするとか、調整するくらいでした。

――初めての撮影には緊張も?

濱岸:最初は緊張したんですけど、スタッフさんと相談しながら進められたので安心して挑めました。結果的にすごくすてきな仕上がりになったと思います。

――写真集発売記念のSHOWROOMでは、同期の河田陽菜さんには「見られたくない」と話していましたね。

濱岸:河田とは友達みたいな感覚なので、大人っぽい表情やドキッとするような姿を見せるのは恥ずかしいというか。「絶対に見ないでね」って言いました。

――河田さんは何と?

濱岸:「たぶん見ることになると思う」って(笑)。

――そうですよね(笑)。でき上がった写真集を見ていかがですか。

濱岸:大満足の写真集ができたので、早くおひさまの皆さんの反応を知りたいです。

――もう少しこうしたかった…というような心残りもなく?

濱岸:本当に大満足なんですけど、強いて言うなら、愛犬(るのん)がかわいいので、愛犬とのショットをもう少し増やしてもよかったかも(笑)。でも一緒に撮れるだけでうれしかったです。福岡県の糸島で撮影したんですけど、犬とたわむれて緊張が解けた素の私が見られます。

■卒業を相談したメンバーは?


――ここからは卒業についてのお話も。2017年に「けやき坂46 追加メンバー募集オーディション」に合格し、日向坂46に改名前のけやき坂46二期生として加入。当時、濱岸さんは14歳でした。公式サイトに合格時の写真が残っていて…。

濱岸:(当時の写真を見て)めっちゃ幼い。みんな大人になりましたよね。みんな仲がいいので、誰といても居心地が良くて。このメンバーで活動ができて本当に良かったと思います。

――このときから7年以上が経ち、12thシングル「絶対的第六感」の活動をもっての卒業を発表されましたが、決断したきっかけはあったのでしょうか。

濱岸:1年半〜2年くらい前から、少しずつ卒業への思いが生まれてきて。特に明確なきっかけがあったわけではないんですけど、おひさまの皆さんにたくさんの景色を見させていただいたし、最終的には自分の中で、自然とそういう時期が来たのかな、と考えて卒業を決めました。

――誰かに相談をしたりは?

濱岸:河田には相談していました。背中を押してくれる存在で、私の気持ちを受け止めてくれて、「ひよたんがそう思うなら、それがいいと思うよ」と言ってくれました。

――河田さんとはYouTube「日向坂ちゃんねる」で卒業を前に語り合っていましたが、やはり特別な存在なんでしょうか?

濱岸:メンバーというより友達に近いというか、テンションが似ているんです。例えばこの前、私が「大きいアリ見つけたよ」って河田にアリの写真を送ったんです。普通ならそんな写真送られても「で?」となると思うんですけど、河田は「アリって何食べるのかな?」って、私の言ったことに対して興味を持ってくれて。何気ないことですけど、「陽菜がいてくれてよかった」と思った瞬間でした。

――7年間、いろいろなことがあったと思います。活動を振り返るといかがですか。

濱岸:メンバーに支えられた日々で、同期がいて先輩がいて、本当に恵まれた環境でした。

――特に思い出に残る出来事を挙げるなら?

濱岸:舞台『あゆみ』のことは一期生、二期生の間で最近よく話題になるんです。当時は一期生と二期生の距離感が今みたいに近くなくて、緊張感のある稽古期間でした。でも、その緊張感があったからこそ生まれた舞台だったとも思うんです。今だったら仲良くなりすぎてて、ふざけちゃいそうだよねって。

――以前、富田鈴花さんにインタビューしたときにも舞台『あゆみ』の話が出ていました。

濱岸:最近メンバーの中で舞台『あゆみ』が来てるんです(笑)。あの頃と比べるとみんな大人になったので、今ではみんなで動画を見返して「あのときは幼かったね」って笑ってます。

――同じタイミングで卒業する一期生の加藤史帆さん、東村芽依さん、二期生の丹生明里さんとは卒業について何か話しましたか?

濱岸:それぞれの思いがあると思うので、メンバーと卒業について話すということはあまりなくて。お互いに残り少ない時間を楽しもうと思っています。

――現在開催中の「Happy Magical Tour 2024」12月5日の福岡公演では、濱岸さんの卒業セレモニーが控えています。ファンの皆さんにはどんな姿を見せたいですか?

濱岸:セレモニーでは、私の大好きな曲を披露するので、おひさまの皆さんの反応が楽しみです。最後に楽しんで終われたらいいなと思っていて。おひさまには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。写真集が決まったときもすごく喜んでいただけたので、早く写真集がみんなの手元に届くとうれしいです。

 日向坂46・濱岸ひより1st写真集『もしも』はDONUTS/主婦の友社より発売中。価格は2500円(税込)。

(取材・文:堀タツヤ 写真:山田健史)
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