ラグビー「リーグワン」のコベルコ神戸スティーラーズが7日、神戸市内で開幕前会見を開いた。今季は、阪神・淡路大震災から30年を迎えるシーズン。デイブ・レニー・ヘッドコーチ(61、HC)の言葉にも「特別なシーズン」と力がこもり「昨シーズンの開幕前の自分たちの状態よりはいい状態にもって来れている。開幕が楽しみ」と初戦の静岡ブルーレヴズ戦(21日、静岡・ヤマハスタジアム)を待ちわびた。
昨季は5位で、上位4位が進むプレーオフトーナメント進出を逃した。22年に幕を開けたリーグワンでの優勝はまだない。
共同主将のSO李承信(23)は「ここまで築いてきたものが受け継がれてきて、震災があったからこそスティーラーズも強くなった。神戸市のために優勝したい」。李とともにチームをけん引するロックのブロディ・レタリック(33)も「神戸を代表して戦いというという思いを持っている。ディフェンスでプレッシャーをかけて自分たちのアタックに変えて、昨シーズンとの違いを見せたい」と誓った。
会見の前には、花園近鉄ライナーズとプレシーズンマッチを実施。前半は26−12とリードするも後半に巻き返され、ともに計6トライ3ゴールの36−36で引き分けた。
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