【写真】なにわ男子・西畑大吾、初のまげ姿! 初共演の松平健は「ひと言ひと言に重みがある」
松平主演で1978年から2003年にかけて放送された『暴れん坊将軍』は、八代将軍・徳川吉宗が貧乏旗本の三男坊・徳田新之助、通称“新さん”として庶民の暮らしにまぎれながら、江戸にはびこる悪を討つ痛快時代劇シリーズ。
17年ぶりに復活を遂げる今作は、吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町が舞台。世継ぎ問題に揺れる吉宗と江戸城内の人間模様、さらには城下町で起こる陰謀渦巻く難事件を、監督・三池崇史×脚本・大森美香により、新たなキャラクターと時代性を加えて描いていく。
西畑が演じる家重は、次期将軍候補の嫡男でありながら、病により右腕が動かず、言葉を滑らかに話すことができないという困難を抱える役柄。身体や会話がままならぬもどかしさから別邸にこもりがちで、政治にも関心を見せず…。それゆえ城内でも文武両道の次男を後継に推す声が上がっており、吉宗も継嗣問題に頭を悩ませていた。
そんなある日、新之助となって町に出た吉宗はある騒動に遭遇し、洋剣“レイピア”を自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎”を名乗る彼こそ、ほかならぬ息子・家重で―? まさか自分と同じく、こっそり城を抜け出して庶民と交流していたとは…。しかも、刀を握ることすらかなわないはずの家重が、しなやかな身のこなしでならず者たちをなぎ倒し、流ちょうに江戸言葉を話すとは…。にわかには信じられない事態に吉宗も衝撃を受ける。いったい家重の身に何が起きたのか―。
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まげ姿になるのも今回が初めてだが、「羽二重(かつらの下地となる布)をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています」と気合も十分。
演技はもちろん、西畑が本作で力を注いでいるのは、見どころのひとつである殺陣シーン。家重は右手が不自由なため、左腕で剣を操らねばならず、西畑は「利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初は不安でした」と、クランクイン前は戸惑いも。そんなとき松平の迫力あふれる殺陣を見て圧倒され、「自分も食らいついていかなければ」と奮起。普段の生活でも左手を意識して使うなどして地道にトレーニングを重ね、「家重なりの戦い方」を見せるべく励んでいる。
主演の松平については「ひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされる。僕もついていかないと、という気持ちです」と、威厳あふれる“父上”をリスペクト。
初タッグとなる三池崇史監督についても、「最初は“怖そうやなぁ”と思っていました(笑)」とぶっちゃけながら、「お話しさせていただいたら、とてもフランクな方で、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたい」と感謝の言葉を語り、「家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます」としている。
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テレビ朝日ドラマプレミアム『新・暴れん坊将軍』は、テレビ朝日系にて2025年1月4日21時放送。
西畑のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■西畑大吾(徳川家重/徳長福太郎役)
――オファーを受けたときのお気持ちを教えてください
まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです。
僕が演じる家重は身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます。
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松平さんはひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされます。僕もそれについていかないと、という気持ちで精一杯、頑張っています。
――まげ姿を披露するのは初めてとのことですが、いかがですか?
羽二重(かつらの下地となる布)をつけて、時代劇に出演させていただくのは初めてです。最初は塩梅が難しく、「眉毛を上げないで」と注意されることもあって苦労しました。でも、羽二重をつけることで、気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています。
――左手で洋剣を操るという異色の殺陣にも挑まれていますが、いかがですか?
家重はレイピアという洋剣で戦いますが、利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんなとき、松平さんの殺陣シーンを拝見したら、めちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで…。自分も食らいついていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね。
――三池崇史監督とも初顔合わせですが、監督の印象はいかがですか?
作品は多々拝見していたので大変光栄だなと思いましたが、三池さんといえばバイオレンス作品ですしコワモテな方ですし、やっぱり最初は「怖そうやなぁ」と思っていました(笑)。でもお話しさせていただいたら、とてもフランクで柔らかい方。現場でも「こういう表情をしてほしい」「この角度の視線がほしい」など、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたいです。
――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします
『暴れん坊将軍』がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。『暴れん坊将軍』を初めて見る方も、ずっと応援されてきたみなさんも楽しんでいただける作品だと思いますので、ぜひともご覧ください。