同僚を自殺に見せかけ殺害か…線路に立ち入らせ電車と衝突　直前には川に飛び込むよう強要か　塗装会社の社長ら4人を殺人・監禁疑いで逮捕　警視庁

会社の同僚を自殺に見せかけて線路に立ち入らせ、電車に衝突させて殺害したとして社長ら4人が逮捕された事件で、現場の踏切を訪れる前、容疑者が被害者の男性を橋に連れて行き、川に飛び込ませようとしていたことが分かりました。

塗装会社社長・佐々木学容疑者（39）、島畑明仁容疑者（34）、野崎俊太容疑者（39）ら4人は、去年12月、会社の同僚だった高野修さん（当時56）を車に監禁した後、東京・板橋区の線路に立ち入らせ、電車と衝突させて殺害した疑いがもたれています。

その後の捜査関係者への取材で、島畑容疑者と野崎容疑者が現場の踏切に向かう直前、高野さんを近くの橋に連れて行き、川に飛び込むよう仕向けているような音声が野崎容疑者のスマートフォンに残っていたことが分かりました。

野崎容疑者はその際「川は嫌だけど線路には行きたいんだって」という趣旨の話もしていたということです。

高野さんの同級生
「気が弱くておとなしいタイプだったので、つけ込まれちゃったのかもしれない。ひどい話で大変ショック」

警視庁は、高野さんが会社の中でいじめに遭い、自ら線路に立ち入らざるを得ない状況に追い込まれていたとみて、全容解明を進めています。