中国の11月の消費者物価指数が去年の同じ月と比べて0.2%上昇し、10か月連続でプラスとなりました。一方で、節約志向の強まりを背景に自動車などの値下がりが続いており、デフレへの懸念がくすぶり続けています。
中国国家統計局の発表によりますと、11月の消費者物価指数は去年の同じ月と比べてプラス0.2%となりました。消費量の多い豚肉や生鮮野菜の価格が上昇したことなどが主な要因です。
プラスとなるのは10か月連続ですが、伸び率は10月のプラス0.3%から0.1ポイント縮小しました。伸び率が鈍化しているのは3か月連続です。
一方、自動車やガソリンなどの価格は値下がりしていて、デフレへの懸念がくすぶり続けています。
また、11月の工業品卸売物価指数は去年の同じ月と比べてマイナス2.5%となり、26か月連続のマイナスとなりました。
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中国政府は自動車や家電製品の買い替えを促すなど景気刺激策を続々と打ち出していますが、人々の節約志向の高まりを背景に需要の低迷が続いています。