72歳・月の老齢年金8万1740円、現預金350万円「反省はするけれど後悔はしない生き方をしてきました」と語る女性の年金暮らし

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2024年12月09日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住72歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住72歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:72歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:自営業
リタイア前の年収:250万円
現在の資産:預貯金350万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金25年、厚生年金10年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):6万5656円
老齢厚生年金(厚生年金):1万6084円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金5538円

「贅沢を望まなれば生活できる」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「贅沢を望まずに、健康であれば(年金だけで)生活できるから」と語っています。

ひと月の支出は受給額とほぼ同じ約「8万円」。「受給年齢を繰り下げた」そうですが、年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。

「食材は無駄なく、衣類は繕って使用」

年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。

年金以外に「定期ではないけれど、ベビーシッターをしていて」収入を得ているといいます。

また、時には「食材やお米などのお裾分け」があり、食費の節約に役立っているそう。

年金生活においては「食材は無駄がないように、衣類は繕って使用します。光熱費は予算以内におさめます」と出費を抑える工夫をしているとのことです。

「これが私なんだと思って暮らしている」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「企業年金にもう少し長く加入すればよかったかな……」と回答。

とはいえ「ガムシャラな時期もあったが、これが私なんだと思って暮らしています。反省はするけれど後悔はしない生き方をしてきたので」と言います。

生活の不安については「今はありません。健康でいられる努力を惜しまず、不安や不満は抱かないように心がけて、自分にできることを考えてやっています」とコメント。

続けて「決まった額の中で工夫して(やりくりする)知恵を生み出した時には、自分に感心します。関心のある講座を見つけて学び直しが喜びです。小さな発見や幸せに目をむけられたことが嬉しい。今後は小さな旅をしてみたいです」と老後生活の楽しみも教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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