現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住72歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:72歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:自営業
リタイア前の年収:250万円
現在の資産:預貯金350万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金25年、厚生年金10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5656円老齢厚生年金(厚生年金):1万6084円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):企業年金5538円
「贅沢を望まなれば生活できる」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「贅沢を望まずに、健康であれば(年金だけで)生活できるから」と語っています。
ひと月の支出は受給額とほぼ同じ約「8万円」。「受給年齢を繰り下げた」そうですが、年金だけでは「年に1〜2回足りない月がある」と回答されています。
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「食材は無駄なく、衣類は繕って使用」
年金で足りない支出については「貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。年金以外に「定期ではないけれど、ベビーシッターをしていて」収入を得ているといいます。
また、時には「食材やお米などのお裾分け」があり、食費の節約に役立っているそう。
年金生活においては「食材は無駄がないように、衣類は繕って使用します。光熱費は予算以内におさめます」と出費を抑える工夫をしているとのことです。
「これが私なんだと思って暮らしている」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「企業年金にもう少し長く加入すればよかったかな……」と回答。
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生活の不安については「今はありません。健康でいられる努力を惜しまず、不安や不満は抱かないように心がけて、自分にできることを考えてやっています」とコメント。
続けて「決まった額の中で工夫して(やりくりする)知恵を生み出した時には、自分に感心します。関心のある講座を見つけて学び直しが喜びです。小さな発見や幸せに目をむけられたことが嬉しい。今後は小さな旅をしてみたいです」と老後生活の楽しみも教えてくれました。
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(文:あるじゃん 編集部)