12月に入り、大掃除を計画している方も多いと思います。ダンボールに使い捨てカイロ…実は処分の仕方が間違っているかもしれません。意外と知らない分別方法をプロに聞きました。
【写真を見る】ホッチキスがついた段ボール、カイロの処分方法は?
年末年始は「分別があいまいなごみ袋が目立つ」山内あゆキャスター:
お笑い芸人でごみ清掃員であるマシンガンズの滝沢秀一さんによると「年末年始はなかなか捨てないモノを処分する機会が多いため、分別があいまいなごみ袋が目立ちます」ということです。
捨てようとしていて、溜めてしまっているものはありませんか?
ホラン千秋キャスター:
どうやって捨てるかの後で調べようと思って、ずっとそこに置いてありますよね。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
特に年末は、普段出てこないごみを出さないといけなくて「これどうだっけ?もう、めんどくさい!」みたいな感じになってしまいますよね。
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山内キャスター:
皆さんが調べるひと手間のお役に立てるかもしれません。
まずはダンボール。頑丈なホッチキスを外すのは大変ですよね。外す?そのまま?
ホランキャスター:
結構な存在感なので、私は外しちゃいます。
井上貴博キャスター:
私は正直言うと、本来は外すんだろうなと思って、そのまま出してますね。
山内キャスター:
実は、多くの自治体で「そのままでOK」とされています。異物を取る機械で除去が可能だということです。
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井上キャスター:
ダメな自治体もあるし、それは検索した方が良いですね。
山内キャスター:
もちろん、最終的にはそうですが、大きな傾向としては大丈夫ということでした。
では、段ボールを粘着テープでまとめて出すのはOK・NGどちらでしょうか?
ホランキャスター:
これは布製のテープだと素材が違うのでダメだと思います。
井上キャスター:
やってますけど、理論的にはダメだと思います。
山内キャスター:
滝沢さんの答えは「どちらかと言えばNG」。布・紙テープでも機械にくっついてしまうため、どちらかと言えば束ねないで欲しいということです。
そこで、紐もテープも使わずに上手にダンボールをまとめる方法を聞きました。
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ダンボールの底の部分を内側に折って、折ったところにどんどんダンボールを挟んでいきます。そうすると簡単に段ボールをまとめることができます。
入れれば入れるほど、ギュッと締まっていくので、落ちるリスクも少なくなります。
年末年始に増加“箱の処分” ピザに贈り物の箱も…山内キャスター:
ここからは箱の分別方法についてご紹介します。
●ピザの箱は「可燃ごみ」
→油・チーズなどしみ込んでいるため
ドミノピザによると、水で濡らし、小さく畳んで捨てることができるということです。
●金・銀(メタリック)の紙は「可燃ごみ」
→再利用するときに溶けづらい
●ビール6缶パックは「可燃ごみ」
→水分に強い特殊加工されているため
続いてはビン。
●ラベル・キャップがついたままのビンは「資源」
→高温で溶かすことができる
●中身の汚れが落ちないビンは「不燃ごみ」
→数週間、手作業で洗浄作業
→保管の間、不衛生
※お笑い芸人兼ごみ清掃員マシンガンズ滝沢さんによると
※自治体によって異なる場合があります
山内キャスター:
最後は「使い捨てカイロ」。街でも可燃ごみなのか、不燃ごみなのか、迷っている方が多くいました。
カイロの中身は「鉄粉(金属)」が含まれているので、自治体によって異なります。
例えば、東京都内でも港区は「不燃ごみ」。町田市は「可燃ごみ」、多摩市は「可燃ごみ」になります。難しいですね。
ホランキャスター:
ごみ捨て場の表をいつも見ながら分別しています。
井上キャスター:
疑いなく不燃だと思っていました。
山内キャスター:
自治体によって違うということですよね。
ホランキャスター:
特に引っ越しをされた方は気をつけた方がいいですね。
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<プロフィール>
ハロルド・ジョージ・メイさん
プロ経営者 1963年オランダ生まれ
現パナソニック・アース製薬の社外取締役など