大谷翔平 デコピンとの始球式成功に導いた真美子夫人の「極秘ケア」【2024年ベストスクープ】

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2024年12月10日 06:10  web女性自身

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元日の能登半島地震、翌日の日航機と海保機の衝突という波乱の幕開けとなった2024年。その後も、大谷翔平が電撃婚&「50-50」達成、与党が衆院選で大敗、トランプ前大統領が返り咲くなど、国内外問わず衝撃的なニュースが相次いだ。そこで、本誌が目撃してきた2024年のスクープのなかでも、とりわけ反響の大きかったものを改めて紹介する。



真美子さんという生涯の伴侶を得た大谷翔平だが、実は先に“家族”になっていた存在が。愛犬のデコピンだ。昨年のMVP受賞会見で初めて姿を見せて以来、注目がうなぎのぼりのデコピンだが、今年は始球式を務めるという大役もこなしている。そんな八面六臂の活躍を見せる陰には真美子さんの入念なケアもあって――(以下、女性自身2024年9月17日号)※年齢は掲載当時のママ



「失敗しても、それはそれでいいのかなという感じでやりました。打席より緊張しました。素晴らしかったですね。いいおやつでも買ってあげたいと思います」



8月29日(日本時間)、ドジャース・大谷翔平選手(30)は本拠地ドジャー・スタジアムで先頭打者ホームランとなる第42号ソロを放った。さらに2つの盗塁も決めた試合後、満面の笑みを見せたのは愛犬・デコピンが登場した始球式について振り返ったときだった――。



デコピンを抱えマウンドに向かった大谷は、デコピンに“待て”と伝え、ホームベースの後方に座った。そのままマウンドで待っていたデコピンは置かれていたボールをくわえると、全力で走って大谷のもとへ……。見事にボールを届け、大役を果たしたのだ。『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2024』の著者で、スポーツライターの友成那智さんは言う。



「米国は愛犬家が多く、試合前後の動物愛護イベントでは犬が登場することが多いです。



犬による始球式はメジャーでは’09年のナショナルズの開幕戦でおこなわれたことはありました。ドジャー・スタジアムでも’13年に一度実施され、最近ではマイナーリーグのオールスターゲームでも開催されています。



ただ、愛犬が始球式を務めて、飼い主がホームランを放つのはメジャーリーグでも史上初なのではないでしょうか」



デコピン始球式のインパクトは絶大だった。ドジャースの公式Xで7千450万回表示されたとのデータもある。これは今季最多だ。試合後、ロバーツ監督はデコピンについて「あんなに躾されていることに驚いた」とコメントしていたが、「スタディ・ドッグ・スクール」代表で学術博士の鹿野正顕先生もこう語る。



「もっとも驚いたのは、大観衆のあれだけの声援のなか、デコピンが大谷選手の指示にきちんと従って、周りを気にせずやり遂げたことです。子犬のときからいろいろな環境に慣れていないと、騒がしい場所は大変なストレスになってしまいますから……」





■デコピンは大谷夫妻の気持ちを読み取る



デコピンはオランダ原産のコーイケルホンディエ。猟犬としての歴史を持つだけに、今回の始球式のような行動は、練習すればすぐにできるものなのだろうか。



「物を持ってくる行動には2種類あります。投げられたボールを追いかけていって、また投げてほしいからくわえて持ってくる行動。そして、指示されたものを持ってくる行動です。 犬の場合、追いかける行動は意外と教えなくても自然とできることが多いんですけれども、



今回の場合は、ちゃんと指示に従って置いてあるボールを持ってくるという、より高度な行動です。あれはきちんとトレーニングして教えないと簡単にはできないと思います」(鹿野先生)



今回のデコピン始球式の練習期間について大谷は「2〜3週間。1回ドジャー・スタジアムで予習もした」と告白。「遊びながらやっていました」と謙遜していたが、前出の鹿野先生は言う。



「もともとボールをくわえたり追いかけるのが好きな性格の犬であれば、3週間ぐらいあれば、できるかもしれません。コーイケルホンディエは『使役』といって、人間と猟など共同して何かをするというのが好きな犬種です。



ただ、飼い主からきちんと遊んでもらっているか、愛情を受けているかがとても大事です。



犬同士で遊ぶよりも人間と遊ぶほうが犬のモチベーションが高いという研究もあります。人間と狩りをするパートナーだったので人間の気持ちを読み取って協調し、同じ目的を達成したい意欲が強い犬種だといわれているんですね。ですから今回、一発で見事に成功できたのは、本来の能力だけでなく、大谷選手や真美子夫人から、ふだんからかわいがられている証しだと思います」



大谷夫妻は“デコピン始球式”を想定して、今春から意識していたようだと語るのは、在米ジャーナリストだ。



「今年5月、大谷選手の首振り人形が配布される『ボブルヘッドデー』に際し、球団側は真美子さんに始球式を依頼していました。大谷夫妻は話し合いの末、“試合を見に来られない子供たちに頼んでほしい”と球団側に伝え、心臓病の13歳の少年が務めた経緯があります。



そのため“始球式のオファーが次に来るならデコピンだろう”と予測し、水面下で対策を進めていたといいます」



本誌は今年6月以降、真美子さんがデコピンと定期的に出かける場所があるという情報をキャッチしていた。



「LAでも有名な動物病院には、デコピンと“2人きり”で訪れているそうです。マダニなどの予防注射や、定期健診を受けていると聞きました。毛並みを整えるなど、全身のケアもあわせておこなっているようです」(前出・在米ジャーナリスト)



“極秘デート”で絆を深めていたのだ。前出の友成さんは言う。



「米国には動物愛護に熱心なスポーツファンが多く、デコピン始球式が話題になったことで、いままで野球にまったく興味がなくても、大谷選手の新たなファンになる可能性があります。私はLAで警察犬の訓練を実際に見学したことがありますが、繰り返し何回もやらないと覚えられないものです。大谷選手は試合や練習で多忙でしょうから、真美子さんもデコピンの始球式トレーニングに尽力したはずです。



始球式でデコピンが期待に応え、支えてくれた真美子さんも球場で観戦。“家族”への感謝の気持ちが先頭打者ホームランにつながったとしたら、ベーブ・ルースの“約束のホームラン”の再現といえるかもしれません」



真美子さん&デコピンの笑顔が、大谷に「ナンバー“ワン”」の力を与えていた――。

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