頬が赤くなるいわゆる「リンゴ病」の感染が5年ぶりに広がっています。妊娠中の女性は注意が必要です。
両頬に赤い発疹が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれる「伝染性紅斑」は、発熱や咳などの風邪の症状がみられる子どもに多い感染症です。
国立感染症研究所によりますと、全国のおよそ3000の小児科で今月1日までの1週間に報告された患者数は、前の週から1.75倍の1医療機関あたり0.89人で、およそ5年ぶりに感染が広がっています。東京都や埼玉県など関東地方の1都3県では、警報レベルの目安となる「2人」を超えています。
基本的に症状は軽いものの、妊娠中の女性が感染すると流産などにつながることもあるため、厚労省は「妊娠中で周囲に感染した人がいる場合などは医療機関に相談してほしい」としています。
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