年金繰り下げ中の71歳男性・資産9000万円「お金を残して死ぬことは、人生最大の無駄遣い」と語る理由

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2024年12月10日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住71歳男性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、千葉県在住71歳男性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:71歳男性
同居家族構成:本人、妻(70歳)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1200万円
現在の資産:預貯金5000万円、リスク資産4000万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:国民年金6カ月、厚生年金42年6カ月

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):9万7723円(繰り下げ受給中)
老齢厚生年金(厚生年金):なし(受給年齢を繰り下げ)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):米国年金2321ドル(繰り下げ受給中)、個人年金90万円(年額)

配偶者の年金や収入:老齢基礎年金なし(受給年齢を繰り下げ)、老齢厚生年金4993円(繰り下げ受給中)、米国年金1028ドル

「米国年金と厚生年金の両方を受給」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。

その理由として「米国勤務中に継続して厚生年金に加入していたので、米国年金と厚生年金の両方を受給できる」と語っています。

ただ「13年間加入の米国年金は42年間加入の厚生年金より受給額が多い」と米国年金と比べると日本の年金にやや不満もある様子。

ひと月の支出は約「55万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。

「現在繰り下げ中の年金を受給したら、使い切れない」

年金で足りない支出がある場合については「貯蓄から引き出し」て賄っているという投稿者。

とはいえ前述のように日々の生活費は年金で十分賄えていて、「節約の必要はない」ほど金銭的に余裕がある様子。

むしろ「現在繰り下げ中の年金を受給し始めたら、到底使い切れない」とあります。

「もっとお金を使っておくべきだった」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「65歳ぐらいまで普通に節約した生活を送っていたが、もっとお金を使っておくべきだった」と回答。

「多額のお金を残して死ぬことは、人生最大の無駄遣い」と悔やみます。

いっぽうで「お金を節約しなくてよいということは、心にゆとりを与えてくれます」と豊かな老後生活を送られている様子でした。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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