和田秀樹氏、幸福を感じるコツ紹介 チームではなく個人を応援「幸福寿命」を考えるパネルディスカッション

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2024年12月11日 17:25  ORICON NEWS

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幸福を感じるコツを紹介した和田秀樹氏 (C)ORICON NewS inc.
 精神科医の和田秀樹氏が11日、都内で開かれた第2回「人生100年時代の物語大賞」の授賞式に出席した。第2部”幸福寿命”を考えるパネルディスカッションでは、京都大学人と社会の未来研究院の内田由紀子教授、サントリー生命科学研究所研究員の森田賢氏とともに登壇し、幸福を感じる方法などについて話し合った。

【写真】盾を手渡すグレーのジャケットを着こなした内田篤人

 ディカッションでは、慶應義塾大学医学部名誉教授・伊藤裕氏が提唱した、健康か不健康かに関わらず幸せを感じて生きられる期間を意味する「幸福寿命」に注目。和田氏は、「車椅子になったり、寝たきりになったとしても、幸せだと感じる人もいれば、健康的でも誰からも寄り付かれず、孤独感を感じる人もいる」とし、「どうやって幸福を感じてもらうかが大切」と語った。

 司会の吉田尚記アナウンサーは、幸せの要素について「没頭」という状態に言及。他のことを考えられない状態も「大きな意味では幸せというかウェルビーイングの一部ではないか」との自説を示した。それに対して、和田氏は「ときめきの重要性」を指摘し、「脳の前頭葉の刺激する」ことや免疫機能の向上や老化予防につながるなどの効果を紹介した。そして、カープファンの自身の経験から「いくら没頭しても、チームが10対0で負けているとテレビを消してしまう。ところが、負けていても、一人の選手を応援しているなら、最後に打ってほしい、抑えてほしいとかそういう気持ちになれる」と幸福を感じる活動の”コツ”を紹介。

 一方、京都大学人と社会の未来研究院の内田由紀子教授は「コツは難しい」と言う。幸せを感じる材料はあるが、その材料で作るレシピは人それぞれだとし、「“その材料を集めてみたらいいかもね”、“その中で好きなものができたら”、というのがコツの手前なのかもしれない」と語った。

 サントリーウエルネスは、高齢者施設の高齢者や認知症の人たちが、地元のJリーグのクラブを応援することで「支える」存在になることを目指す「Be supporters!(Beサポ!)」の一環として、その活動から生まれた心揺さぶる物語と高齢者施設を表彰している。

第1部では、元プロサッカー選手の内田篤人、介護福祉士でモデルの上条百里奈、Jリーグ執行役員の辻井隆行氏、サントリーウエルネス代表取締役社長の沖中直人氏の出席の下、大賞をはじめ、「いのちの輝き賞」、「ふみだす勇気賞」、「頼るセンセイ賞」、「個性あふれる応援賞」がそれぞれ5つの団体に贈られた。

このニュースに関するつぶやき

  • 医療行為としての安楽死もできない腰抜けばっかり臨床にいたら幸福にはなりえんやろ。長く生かされること自体がただのありがた迷惑。
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