2024年3月に開催された、「歌ってみたCollection〜2024Spring〜」(歌コレ2024春)。
毎回大勢の歌い手が参加するこのイベント。その見どころのひとつに、複数のランキング・部門が設立されている点がある。
通常のTOP100部門、ルーキー部門などのみならず、中には特定のボカロP楽曲のみで順位を競うユニークな部門も。
この部門の優勝賞品は、そのボカロPからの書き下ろし曲がもらえる権利ということもあり、毎回大勢の歌い手たちから注目を集めている。
歌コレ2024春では、近年「可不ちゃんのカレーうどん狂騒曲」や「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」などのネタ曲で高い人気を得る、ボカロP・南ノ南による当該部門が設置された。
そこで見事優勝を獲得した、春歌まりん×海老茶まいるへ南ノ南が提供した楽曲。それが「春海老オミコシズム」である。
文/曽我美なつめ
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2021年より踊り手として活動を始め、近年は「歌ってみた」動画にも挑戦し始めた、“はるにゃん”こと春歌まりん。
従来より動画の編集も自らで手がけ、様々なネタ動画に全力で挑戦する点も大きな魅力のクリエイターだ。
そんな彼女が歌コレ2024春の南ノ南部門では同じく踊り手として、そしてアイドルとしても活動する海老茶まいるの力を借り、「星界ちゃんと可不ちゃんのおつかい合騒曲」で参戦。
歌のみならず二人が実写で原曲を全力再現した映像も話題を呼び、見事南ノ南部門で3位入賞&優勝を勝ち取っていた。
今回そんな彼女らに提供された「春海老オミコシズム」は、「踊ってみた」をルーツとする二人からの提案で、実写ダンス映像も取り入れた勢いのある1曲に。
お祭りをコンセプトとしつつ、冒頭&間奏のMIXや二人それぞれの紹介パートなど、アイドルソングらしいテイストも、聴いていて元気をもらえる曲となっている。
楽曲全体を通して、サウンドや歌詞にも南ノ南の個性が全開!
彼らしい二番冒頭の寸劇チックなパートも、“春海老”二人のキャラ性が垣間見える聴き所のひとつだ。
また楽曲制作のみならず、曲中のコーラスにも南ノ南自身が参加しているそう。よく耳を澄ませて、彼の存在も探してみては。
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そして今回、映像も要チェックなポイントが満載!
まずイラストは、南ノ南楽曲にもはや欠かせない人物となるはゆ茶が担当。
某バラエティ風な紹介テロップに、カラオケチックな歌詞テロップ、そして時々見え隠れするはるにゃんの全力顔芸。
さらに楽曲終盤には見覚えのあるセルフオマージュ構図も含めた恒例のBB配布と、こちらもツッコミどころが盛りだくさんとなる。
映像の絵コンテはなんと春海老の二人が担当。
動画内に登場する小道具も彼女らのお手製と、随所に二人のセルフクリエイトも光るMVへと仕上がっている。
にぎやかでポップなサウンドと、ついニヤッとする映像シーンが満載の本作。
どちらも含めて無限リピートが止まらない!中毒性のある「春海老オミコシズム」で、二人の魅力がさらに大勢に拡散される事間違いなし、だ。
「歌ってみたCollection」 公式サイト
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