ダートで2連勝中のアメリカンステージ(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、土曜中京9Rの中京2歳ステークス(2歳・オープン・芝1200m)で芝に初挑戦する。
アメリカンステージは父Into Mischief、母Bonita Mia、母の父Warrior's Rewardの血統。父は昨年まで5年連続で北米リーディングサイアーに輝いている名種牡馬。一方の母系も優秀で、伯母のカリーナミアは16年の米G1・エイコーンSの勝ち馬。同じくミスマッチ(Miss Match)は08年の亜G1・亜オークス、11年の米G1・サンタマルガリータSを制している。昨年のキーンランド・セプテンバーセールで50万ドルで取引された。
ここまで5戦2勝。デビューから一貫してダートを使われ、初戦は1800mで3着、2戦目と3戦目は1400mで2着だったが、4戦目からスプリント戦に切り替えたことが大正解だった。続く未勝利(京都ダ1200m)は2歳レコードで2秒4差の大楽勝。さらに前走の1勝クラス(京都ダ1200m)も逃げて0秒7差の圧勝だった。今回は連闘、何より初めての芝となるが、そのスピードがさらに生きる可能性もあり。父のイントゥミスチーフが芝のGI馬を送り出していることもあって、楽しみなチャレンジといえる。
ここで結果を出すことができれば、次走以降の選択肢が一気に増える。芝ダート二刀流のスプリンターとして飛躍できるかどうか、今後を左右する一戦となりそうだ。