石破総理は13日、自民党の派閥の裏金事件に関わった議員が政治倫理審査会に出席する際の公開方法をめぐり、「公開を促すことは出来ても、強制はできない」との考えを示しました。
派閥の裏金事件をめぐっては、自民党の参院議員27人が政治倫理審査会に出席する意向を示していますが、そのうち23人が非公開での審査を希望しています。
こうした中、13日の参議院・予算委員会で、野党側は石破総理に審査を公開でおこなうよう促すべきと迫りました。
立憲民主党 杉尾秀哉 参院議員
「総理はことしの2月、政倫審は公開で非公開にする合理的な理由が見当たらないというふうにおっしゃってますけど、ここに来て公開に否定的な発言をされている。何で変わったんですか」
石破総理
「それは個々の議員が判断するものであって、総裁がそれについて公開にすべきだとかすべきじゃないとかいうことを総裁の立場で申し上げるものではございません。私の立場として、促すことができましても、強制はできません」
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石破総理はこのように話した上で、“最終的には個人の判断で決めるのが政倫審の仕組みで、その仕組みを否定するようなことは出来ない”との考えを示しました。