全国的に消防団の団員が減少する中、全国のイオンモールで消防団への入団を呼びかける今田消防団『消防団入団促進全国広報ツアー』が15日、埼玉・越谷のイオンレイクタウンkazeで開催された。消防団への入団促進に取り組む「今田消防団」団員の見取り図(盛山晋太郎、リリー)のほか、ひょっこりはんも駆けつけ、地元消防団員とのコラボステージで熱く消防団への入団を呼びかけた。
【写真】消防団の活動について学ぶ見取り図&ひょっこりはん
『消防団入団促進広報全国ツアー2024「あなたの街で消防団やりませんか?」』と題する今回のツアーは、今田耕司団長が「超豪華メンバー」と胸を張る芸人たちが、全国10ヶ所のイオンモールを巡回し、消防団の活動をPRする。7月に石川県からスタートし、今回で7都市目となる。
会場のイオンレイクタウンkazeの翼広場には、ステージに加え、消防団の活動を紹介する大型パネルなどが設置された。子どもたちが消防団員のユニフォームを着て写真撮影できるフォトスポットや輪投げコーナーもあり、たくさんの家族連れでにぎわった。
ステージが始まると、MCのタケトによるイベントの説明に続き、ひょっこりはんがステージ脇のテントからひょっこりと登場。観客を巻き込んでのネタに会場も大盛り上がり。続いて登場した見取り図が謎かけをテーマにしたネタを披露し、客を大いに笑わせた。
消防団員と芸人のコラボトークコーナーでは、越谷市消防団の3人のメンバーが登場。活動時の写真を映しながら、消防団の活動内容を説明した。大学生の女性団員は「訓練は年数回程度なので仕事や学業と両立できます」、分団長の男性は「消火活動の際に煙に巻かれたときはつらかったが、消火活動で感謝されたときはやっててよかった」とアピールした。
続いて、越谷市消防局の職員が登壇し「消防団まるわかりトーク」と題して、消防団員に支払われる報酬額のほか、防災知識が習得できることや就職活動支援制度があることなど、入団のメリットを詳しく紹介。一方で、ネガティブなイメージを持たれがちな「飲み会が多い」「訓練が大変」といった点については「飲み会は参加自由、訓練も強制ではないので安心してください」と呼びかけた。
最後に、消防団に関する問い合わせ窓口の電話番号を紹介されると、盛山がリリーに今すぐかけるよう促す。リリーは「終わったらすぐかける。電話番号も覚えた」といいながら、番号を復唱する際に「090」とボケて会場を笑わせた。
エンディングで感想を聞かれたひょっこりはんは、今年1月1日に起きた能登半島沖地震の際に石川県にいたことを明かした上で「そのときはどうすればいいか、まったくわからなかった。消防団の知識があると、どうすればいいかわかるので安心」とPR。盛山は「消防団の制服が何より格好いい。これを着てみたいという理由でもいいのでぜひ消防団に入団して」と伝えた。リリーは「終わったらすぐ電話をかけたい」と締めくくった。
『消防団入団促進広報全国ツアー2024「あなたの街で消防団やりませんか?」』は今月28日に兵庫・伊丹、来年1月26日に岐阜・土岐、同2月15日に広島・府中で開催される予定。