アトレティコ「非常に危険な前例」…バルセロナのダニ・オルモ&パウ・ビクトルの暫定選手登録に反対

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2025年01月10日 10:33  サッカーキング

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選手登録問題に揺れたバルセロナのダニ・オルモ(左)とパウ・ビクトル(右) [写真]=Getty Images
 アトレティコ・マドリードは現地時間9日、バルセロナのスペイン代表MFダニ・オルモおよびFWパウ・ビクトルの暫定的な選手登録に反対する声明をクラブ公式サイト上で発表した。

 バルセロナは、選手登録期限の昨年12月31日までにサラリーキャップ超過の問題を解決することができなかったため、ラ・リーガとスペインフットボール連盟(RFEF)にオルモとパウ・ビクトルの選手登録を認められていなかった。そのため、バルセロナはスペイン政府のスポーツ上級委員会(CSD)に意義を申し立て。CSDは問題の解決までに「クラブと選手が修復可能な打撃を受ける可能性」があることを認め、暫定措置として2選手の選手登録を認めた。

 CSDの決定に対して、今回アトレティコ・マドリードは明確に「反対」の意思を明らかにしている。同クラブは公式サイト上で「CSDが採択した決議を受けて、スペインサッカー界に生じた状況について深い懸念を表明したい」と述べ、次のように続けた。

「『スポーツ法』自体にはラ・リーガの財政コントロール(サラリーキャップ)が含まれており、それが保護されているが、今回の決議によりそれが危険にさらされている。ラ・リーガのサラリーキャップは、私たちのフットボールから負債をなくした最たる要素であり、国際的に称賛されているプロセスのはずだ」

 アトレティコ・マドリードは、他クラブが遵守するラ・リーガのサラリーキャップ制度をバルセロナがないがしろにしていると主張。さらに、バルセロナの姿勢をCDSが肯定するような判断を下したと見ており、「非常に危険な前例を作る」と指摘している。

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