STIコンプリートカー『S210』プロトタイプ スバルのモータースポーツ統括会社であるスバルテクニカインターナショナルは10日、千葉・幕張メッセで開催されている東京オートサロン2025で『プレスカンファレンス』を行い、コンプリートカー『S210』を発表した。
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同社開発副本部長の高津益夫氏は「スバル『WRX S4 STI Sport R EX』をベースにしたコンプリートカー『S210』(プロトタイプ)を発表しました」とし「エンジン、トランスミッション、足回り、車体をトータルでチューニングして、専用の内大装を施したSTIコンプリートカーの最高峰でありますSシリーズにふさわしい仕上がりとなっております」と自信を見せた。
エンジンについては「出力は量産の275馬力から300馬力にアップしています。私たちが最もこだわったのは、ドライバーのアクセル操作にリニアに応答するトルクレスポンスです。今回、トランスミッション、スバルパフォーマンストランスミッションも、このエンジンのトルクレスポンスに合わせて制御を変更していますので、抜群のアクセルによるその駆動力のコントロール性が実現できてると思っています」と説明した。
また、専用装備として「いろいろあるんですけれども、代表的なところでいきますと、まずエンジンの出力アップに合わせて強化したタイヤ、ホイール、ブレーキがあります。そして今回、電子制御サスペンションもこの車に合わせて専用チューニングを施しています。また、室内ですけれども、カーボンバックレストを採用した新開発のフロントシートを採用しています」と解説した。
同車は、500台限定とリリースされ「ちょっと詳細お話できないんですけれども、春頃には(詳細を)発表できると思いますので、期待してお待ちいただきたいと思います」とまとめた。