自賠責保険料、２５年度据え置き＝２年連続、金融庁審議会

　金融庁の自動車損害賠償責任（自賠責）保険審議会は１０日の会合で、２０２５年度の自賠責保険料を据え置く方針を了承した。保険料収入と支払保険金の収支が想定内で推移する見通しのためで、据え置きは２年連続。２３年度は平均１１．４％の引き下げだった。

　会合ではまた、日本損害保険協会が、保険料率の算定根拠の一つである損保会社の経費の計算基準に関する検討結果を報告。手続きのデジタル化による経費の縮減などに伴う見直し方針が盛り込まれた。２６年度の保険料率改定の議論に反映させる予定だ。