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◆積雪時は冬タイヤとタイヤチェーンを装備しよう
まだまだ寒い日が続く昨今。この時期は、これまで積雪があまりなかった地域でも、ときに相当な量の雪が降ることもあります。そんなときに起こりかねないのが「渋滞」です。積雪について、ドライバーが最初に意識すべきことは天気予報のチェックです。雪への備えだけではなく、車に乗る前に気象状況を確認する習慣を身につけましょう。
しかし、多くのドライバーが天候をチェックしていたとしても、大雪になると渋滞が発生して身動きが取れなくなるという事態が起こります。雪による渋滞の原因は、タイヤのスリップと視界不良がほとんどです。
国土交通省のまとめによると、大雪の影響で2020年末に関越道で2,100台以上の車が立ち往生したときは、立ち往生した車の24%が冬用タイヤを未装着だったことがわかっています。
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雪道でスタックしてしまわないよう、雪の可能性があれば冬用タイヤに履き替えておきましょう。また、タイヤチェーンは冬タイヤで登れない勾配がついた雪道などで有効です。車に積んでおくことが推奨されます。
◆積雪時の走行の注意点
積雪時は、渋滞を発生させず安全を確保する走行を考慮することも重要です。車の進む流れが悪くなったら車間距離をしっかり取りつつ、できるだけ停止せずに進みましょう。一時停止すると、再発進時にスリップして動けなくなる可能性があります。いざというときに引き返すため、スペースを残して進めば追突事故の防止にもなります。
ヘッドライトは点灯し、大雪ならフォグランプも併用してください。渋滞の最後尾に並んだ際は、ハザードランプを点滅させて後続車にアピールしましょう。藤田さんは「高速道路であれば、立ち往生して長時間閉じ込められる前に直近の出口で一般道に降りるか、サービスエリアやパーキングエリアなどに退避するのも1つの手段です」とアドバイスを送ります。
また山道では、一般道でも立ち往生のリスクが増えます。回避ルートを考えるか、引き返して安全な場所で状況が良くなるのを待ちましょう。
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◆車に備えておきたいものは?
もし積雪による渋滞に巻き込まれてしまったら、NEXCOや国土交通省の公式アプリ、ラジオなどで情報を得ましょう。同時に、不確かな情報に惑わされないように注意してください。そして、ガソリンの残量にも気をつけてください。車内に“もしも”のときに備えたものを用意しておくことも大切です。
<立ち往生の際に役立つ備えの一例>
・スマホの充電ケーブル
・使い捨てカイロ
・毛布
・携帯トイレ(1人当たり1日5個が目安)
・食べ物・飲み物(2〜3食分)
・スコップ
・長ぐつ
・手袋
・牽引ロープ
・スノーブラシ
・ブースターケーブル
・解氷スプレー
◆マフラー部の詰まりに注意
雪の立ち往生で一番怖いのは「一酸化炭素中毒」です。エンジンをかけたままマフラーの出口が雪でふさがれてしまうと、車内に排気ガスが流れ込み、約20分で命の危険がある濃度に達してしまうとされています。立ち往生した場合は基本的にエンジンを切り、車内では上着や予備の服を着込んだり、ブランケットをかけたりして防寒対策をおこなってください。
寒さに耐えきれなくなったら、エンジンをかける前にマフラーの出口付近をしっかり除雪し、一時的にエンジンをかけてヒーターで暖をとりましょう。そして、車内がある程度暖まったら再びエンジンを止めるようにしましょう。エンジンをかけているあいだは、こまめな除雪を心がけてください。
また、食事や水分を十分にとらずに長いあいだ座った状態で動かないでいると、エコノミークラス症候群を発症する恐れがあります。定期的に手足の指を開いたり閉じたりして、ふくらはぎを軽く揉むなど、1時間に一度は体を動かし、適度な水分補給を心がけましょう。
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<番組概要>
番組名:JA共済 presents なるほど!交通安全
放送日時:毎週金曜 7:20〜7:27
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/koutsu/
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