米ホワイトハウスで会談し、握手する石破茂首相(左)とトランプ大統領。後方に控えるのが首相通訳を務めた外務省の高尾直氏=7日、ワシントン 【ワシントン時事】石破茂首相とトランプ米大統領の7日(日本時間8日)の会談では、外務省の高尾直日米地位協定室長が首相の通訳を務めた。同氏は第1次トランプ政権時代に安倍晋三首相(当時)の通訳として蜜月関係を支える役回りを担っており、今回、「切り札」として起用されたようだ。
高尾氏は巧みな英語表現に定評があり、安倍氏の傍らにいた時、トランプ氏から「リトルプライムミニスター(小さな首相)」と呼ばれたことがある。室長クラスが通訳に当たるのは異例だが、重要な初顔合わせを乗り切るには不可欠と判断されたとみられる。