海釣り中、黒猫に「ちょっと来い」と呼び出された釣り人 → 付いて行くと……　運命のような保護から2年、飼い主に話を聞いた

　釣り場で運命的な出会いを果たした飼い主と元野良猫の「黒ちゃん」。保護するまでの記録が2023年3月に投稿されると、そのあたたかな光景がYouTubeで話題になり、紹介したねとらぼの記事も大きな反響を呼びました。ねとらぼ編集部は、釣りYouTuberで飼い主の「うらもっちゃん」さんに前回掲載された記事の反響や、出会いから2年たった現在の黒ちゃんについて話を聞きました。

【画像】付いて行った結果

●釣り場で運命的な出会い

　ふたりが出会ったのは2023年1月。釣り場であまり魚が釣れずにいたうらもっちゃんさんのもとに、「ついてこい」と誘導するかのように黒ちゃんが現れたのが始まりです。案内された場所では魚がすぐに釣れ、うらもっちゃんさんのそばで見守っていた黒ちゃんは優しく鳴いてお祝いしてくれているかのようでした。

　後日同じ釣り場まで会いに行くと、ケンカをしたのか黒ちゃんは頭にケガをしていました。それを見たうらもっちゃんさんは保護することを決意。準備を整えてから3月に保護、そのまま病院にも行き、ついにお家で一緒に暮らすように。もともと人懐っこい印象でしたが、どこへ行くにもうらもっちゃんさんに付いていき、初日からゴロゴロ鳴いて甘えます。それは、あらためてふたりの出会いは運命だったと感じる光景でした。

　また獣医師さんからは「元野良猫だからシャンプーはさせてくれないでしょう。ネットにいれてね」と言われていましたが、保護から2日目にはお風呂場で洗わせてくれました。3日目にはうらもっちゃんさんと同じ布団で眠るほどで、大好きなことが伝わってくるその姿には「本当に心開いてるんだなあっていうのが伝わりました」「まじで飼い始めとは思えんくらい懐いてる」「こんなに全力で信頼してくれるの凄いなあ」「可愛すぎる」と驚きや感動する声がたくさん寄せられました。

　この一連の動画は合計で1000万回再生を突破。注目を集めた黒ちゃんはその後どうなったのか。ねとらぼ編集部が飼い主のうらもっちゃんさんにお話を聞きました。

――2023年5月掲載の記事には大きな反響がありました。反響への感想を教えてください

うらもっちゃんさん：記事でもYouTubeでも多くの人に見てもらった事に関しては素直にうれしいです！　ただこの出会いを「かわいい！」「すごい！」と思うだけでなく、過酷な環境で生きている野良猫がたくさんいるという現状も知ってほしいです。

――2023年1月にうらもっちゃんさんと黒ちゃんが出会い、2年がたちました。現在黒ちゃんはお家でどう過ごしていますか？

うらもっちゃんさん：2年たった今では完全に家猫です。保護当初、筋肉が目立ったおなかも少しポヨポヨになりました（体重は変わっていません）。肉球も最初はカチカチでひび割れていましたが、今は柔らかいツルツル肉球に大変身！　毛並みも当初はボサボサ感が目立っていましたが、今ではツルツルで黒光りしています。表情も険しさが消えてマイルドな優しい顔になりました。

　先輩後輩関係なくおやつなどを譲ったり、他の子のグルーミングをしたりと、とても優しい子です！

――黒ちゃんをはじめ、一緒に暮らしているパールさん、ラピスさん、シンバさん、エメさんたちにたくさんの人が癒やされています。ファンへのメッセージをお願いします！

うらもっちゃんさん：動画投稿の頻度をもっと増やしてほしいといった声を多くいただくので、2025年は動画投稿頻度を増やしてみます！　できるだけ頑張ってみます！　だからみんなもしっかり動画を見てね〜！

（了）

　うらもっちゃんさんは釣りチャンネル「釣りのうらもっちゃんねる」のほか、黒ちゃんや先住猫たちが主役の「猫の黒ちゃんねる」にて癒やされる動画を公開中。愛猫たちとの日常はInstagram（@kurochanch）とX（@KUROCHANch）でも見ることができます。

動画提供：YouTubeチャンネル「猫の黒ちゃんねる」さん