9日に米ルイジアナ州ニューオーリンズで開催された米フットボールリーグ(NFL)王者決定戦スーパーボウルのハーフタイムショーに出演したラッパーのケンドリック・ラマー(37)が、ドレイクをディスったとされる楽曲「Not Like Us」を披露して会場を盛り上げた。
ラマーは先日発表されたグラミー賞で、ラップパフォーマンス賞と最優秀ミュージック・ビデオ賞を受賞した同曲で、対立するドレイクを「小児性愛者」だと糾弾する歌詞が話題となったが、スーパーボウルではその箇所はラップしなかったものの「未成年者」を意味する「a minor」はしっかりと口ずさんでいた。会場と一体となって大合唱した同曲のパフォーマンスでは、スペシャルゲストとしてドレイクの元恋人でテニス界のスーパースター、セリーナ・ウィリアムズがサプライズ登場。キレキレのダンスを披露し、元カノまで引っ張り出したラマーに称賛の声が寄せられている。
一方、ショーのラストとなった「tv off」のパフォーマンス後にテレビ中継はされなかったものの、参加していたパフォーマーの1人が「ガザ」と書かれたパレスチナ国旗とスーダンの国旗を掲げるハプニングも起きたことが伝えられている。NFLによると、400人の出演者の1人が所持品として隠し持っていたもので、演出の一部ではなかったという。国旗を振った後、フィールドを約20秒間走り、最後は警備員にタックルされて身柄を拘束されたという。今後NFLの全ての試合とイベントから永久追放となったとNFLは発表した。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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