米歌手レディー・ガガ(38)が9日、米ルイジアナ州ニューオリンズで開催された米フットボールリーグ(NFL)王者決定戦スーパーボウルの中継前に放送された特別番組で1月1日に同地で起きたトラック襲撃事件の現場でテロ犠牲者を追悼するパフォーマンスを行った。事前収録されたパフォーマンスでガガは、新年を祝う群衆にトラックが突っ込み次々と人をはね、犯人を含む15人が死亡した同地の繁華街バーボン・ストリートの真ん中でピアノを演奏しながら大ヒット映画「トップガン マーヴェリック」(2022年)のエンディング曲「Hold My Hand」を披露した。
特大の白い帽子とそれにマッチした白いドレス姿のガガが、警察官や消防士らに囲まれ、多くの群衆が見守る中で犠牲者に曲を捧げる前には、元NFLスーパースターで解説者のトム・ブレイディ氏が今年初めにロサンゼルスを襲った山火事の被災者への連帯感を示すためロサンゼルス消防局のTシャツ姿で登場。「悲劇に見舞われても、私たちは折れることなく団結し、立ち上がり、決して悪に勝つことはありません」と力強く語った。
「スーパーボウルの最高の瞬間だった」と視聴者の感動を呼んだガガは、昨年に続いて今年もスタジアムで観戦を楽しんでいた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)
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