皇族数の確保策に関する与野党の協議=17日午後、東京・永田町 与野党は17日、皇族数の確保策に関する協議を衆院議長公邸で行った。政府の有識者会議が示した2案のうち、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案について、女性皇族の配偶者と子に皇族の身分を与えるべきか否か意見交換。各党の隔たりは埋まらず、協議を継続することになった。
配偶者と子の身分を巡っては、自民、公明、日本維新の会各党などが皇族とすることに否定的なのに対し、立憲民主党は皇族の身分付与を検討すべきだとの立場。17日の協議では、配偶者間で身分の違いが生じた場合、「法の下の平等」などを定める憲法に抵触するか問う声が上がり、内閣法制局と衆院法制局はともに「憲法上の問題は生じない」との見解を示した。
一方、共産党やれいわ新選組からは「女性天皇、女系天皇(の是非)を正面から議論すべきだ」との声が上がった。