「神戸の哀しさ表現したい」中将タカノリ、芸能生活20周年新作アルバム「みなとまち」に込めた思い

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2025年02月18日 11:10  まいどなニュース

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中将タカノリ(提供)

シンガーソングライターや音楽評論家、ウェブライターとしても活動する中将タカノリ(40)が2月19日、新作アルバム「みなとまち」をリリースする。芸能生活20周年を記念したもの。神戸在住の視点から気付いた「華やかな装いの中に、抱えきれないほどの哀しさを秘めた街」を表現した意欲作だ。

【写真】女性と手をつなぐ姿も

故郷の奈良から神戸に居を移し13年。新アルバムでは、歌謡曲やシティポップを彷彿(ほうふつ)とさせるメロディーに、神戸の持つさまざまな表情を歌詞を乗せたという。

「神戸と言うとおしゃれな街、異国情緒ある街というイメージを持つ人が多いでしょうが、それは三宮や元町などの都心に限ったこと。都心を少し外れると昭和の風情を残した下町が広がっているのです。そこには格好をつけた人はあまりおらず、むしろ素朴で飾らない、人情に厚い好人物にあふれていました」(中将)

「ですが、よくよく彼ら、彼女らと付き合う中で、神戸という街の抱えるさまざまな問題に気が付きました。経済格差や国籍、出身地に起因する差別感情がはびこっていることにも驚きました。神戸とは華やかな装いの中に、抱えきれないほどの哀しさを秘めた街なのだと思うようになりました」(中将)

ジャケット写真は、桑名正博さんら多くのミュージシャンたちから「ドカチン」の愛称で親しまれた写真家の田村嘉久さんが撮影した。

収録曲は、(1)みなとまち(2)消えない悲しみ(3)裸の純愛(4)ツイート・ツイート(5)身のほど忘れ(6)キスしただけの人(7)オレンジジュース(8)花盛りの街(9)たびだち。価格はCD3500円(税込)。配信単曲250円。

2月21日には発売イベントとして、「昭和100年・中将タカノリ芸能生活20周年記念SP『大阪歌謡曲ナイトvol.6』」を開催する。梅田Zeela(大阪府大阪市北区堂山町1−5 三共梅田ビル B1F)。

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