写真はイメージです ポイ活芸人の井上ポイントです。趣味はポイ活、特技は効率よくポイントを貯めること。あらゆるポイ活を駆使して、毎年50万円分のポイントを貯めています。2023年〜2024年には110万円分のポイントが貯まりました。ポイントやキャンペーンに振り回されず、ゲーム感覚で節約とポイ活を楽しんでいます。
◆メガバンクの普通預金金利が上昇
政府は2001年から「貯蓄から投資へ」のスローガンを掲げており、その一環で2024年から新NISAがスタートしました。その結果、投資に興味持つ人が増え、実際に投資を始めたという人も多いと思います。
しかし、持っているお金をすべてNISAなどの投資に回してしまうのは危険であり、ある程度の現金は残しておくことも必要です。家族構成にもよりますが、病気や怪我など何かあったときのために生活費の半年〜1年分は現金として備えといた方がいいと言われています。1ヶ月の生活費が20万円だったら120万〜240万円が目安です。
備えるお金として、多くの方は銀行などの金融機関に預けているのではないでしょうか。昨年3月にマイナス金利政策が解除されるまでメガバンクの金利は、わずか0.001%でした。これでは、100万円を1年間預けても、税引き前の利息はたったの10円にしかならない計算です。
しかし、そこからだんだんと金利が上がっていき、今ではメガバンクの普通預金の金利は0.2%に上昇しています。1990年の金利は2%を超えており、それと比べるとかなり低いですが、それでも昨年と比べると20倍にもなっています。
◆島根銀行をおすすめしたい理由
そんな中、ネット銀行は金利がさらに上昇しています。ネット銀行は実店舗やATMの維持コストを抑えられるため、その分、預金金利を高く設定できる傾向にあるのです。
数あるネット銀行の中でも、僕が特におすすめしたいのは島根銀行です。島根銀行の中でもスマートフォン支店というのがあり、ここの金利は0.5%(税引き前)で業界最高水準となっているのです。
条件をクリアすると金利が0.6%(税引き前)になる東京スター銀行などがありますが、無条件で誰でもお金を預けるだけで普通預金の金利が0.5%になるのは、今のところ島根銀行スマートフォン支店だけです(2025年3月15日現在)。
◆島根県民以外も簡単に口座開設可能
島根銀行といっても、もちろん島根県民以外でも口座を開設することは可能で、僕は昨年の8月に口座を開設しました。当時の金利は0.35%(税引き前)だったのですが、今年の2月から0.5%に上がっています。
島根銀行は通帳やキャッシュカードの発行はありません。現金の入出金、振込などすべてスマホアプリで完結し、口座の開設もアプリから行います。
アプリを利用して、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMで現金の入出金をすることができ、平日8時45分〜18時の間なら手数料は無料です。また、他行宛振込手数料は預金残高が150万円以上あると月に1回、300万円以上で3回、500万円以上は5回まで無料となります。
なお、最後の預入れ、または払戻しから2年以上何もないと、未利用口座管理手数料として年1,320円がかかります。ただし、未利用でも口座残高が1万円以上あれば手数料はかかりません。
◆現金の大半を島根銀行に預けた結果…
今まで通り、備えのお金はメインバンクで預けておいてもよかったのですが、昨年8月時点の金利0.35%でも業界最水準だったので、その時点で現金の大半は島根銀行に移しました。
その結果、今年の2月に数千円の利息が入ったのです。利息は大金というわけではありませんが、1年前までは数円だったことを考えると、かなり嬉しいですよね。
◆ひと手間で「お金が増えていく」
キャッシュレスが普及した現在、あまり現金を使うこともない人も多いと思います。どうせ銀行に入れておくなら、少しでも金利が高い方がいいことは間違いありません。
口座開設の手続きが面倒だと思うかもしれませんが、スマホで完結するのでとても簡単です。その1回さえ乗り越えればあとは勝手にお金が増えていきます。
預金保険制度で保護される1,000万円までは、島根銀行スマートフォン支店に預けてみてもいいと思います。1,000万円までは「元本保証でお金が増える投資」とも言えるでしょう。しばらく使う予定のないお金の預け先として、島根銀行スマートフォン支店がおすすめです。
<文/井上ポイント>
【井上ポイント】
1983年、東京都生まれ。早稲田大学教育学部卒。極度の節約好きで、ポイントやキャンペーン情報に精通するお笑い芸人。著書に『お得生活! お金がなくても人生100倍楽しめる!』。ブログ「いの得ブログ」、ユーチューブ「いの得ちゃんねる」にて日々、お得情報を配信中(Xアカウント:@InoueJuniti)